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 劇団ジャブジャブサーキット第54回公演「さよならウィキペディア」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2015/7/24-26 5ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari.html
 全指定 一般 前売3300円 当日3600円 大学生以下前売2300円 当日2600円
  @名古屋 七ツ寺共同スタジオ 5/21-24 8ステージ
  @大阪 ウイングフィールド 6/25-28 5ステージ

 作・演出:はせひろいち 照明:福田恒子 音響:松野弘 舞台監督:閃浩之
 舞台美術:JJC工房 大道具:栗木己義 衣装:まどかリング
 小道具:伊藤翔大 宣伝美術:石川ゆき 制作:JJc制作部
 制作協力:高橋俊也(テアトルシアター)

 出演:
 はしぐちしん[コンブリ団]:三ッ橋卓也
 空沢しんか[フリー]   :吉田杏奈
 まどかリング      :猿田さん
 中杉真弓        :深沢信子
 栗木美穂        :深沢ミナミ
 谷川美穂(フリー)   :大石希
 伊藤翔大        :門田一喜
 コヤマアキヒロ     :渡部
 咲田とぱこ       :灰沢聖子
 岡浩之         :倉田俊一
 相川出后(中野俊)   :中川ヒカル
 なかさこあきこ     :ムツミさん
 栗木己義(高橋ケンヂ)  :宏一郎さん
 荘加真美        :天道サキ

 2015/07/24(金)晴 7:33-9:14PM(1'41)前方中央 客席満員(100人)
 客層:おじさん中心、あと20-30才代女性。男女半々。
 客入れ:舞台高め、雛壇B,C列と同じ高さ。折り込みチラシ厚め、袋入り。
 パンフ B5 3ページ。物販。戯曲掲載雑誌、過去公演台本、DVDほか。
 カーテンコール1回。

 舞台。ビルに囲まれた雑居ビルのリアルな屋上装置。手すり際に野菜のプランター。
 上手に小屋、下手に物干し竿。正面ビルと橋が渡され。これを七ツ寺やウィングの
 舞台にのせたのいうのかと驚くねこ。
 お話。古いビルの屋上に住む、またやってくる訳ありの人々。リプライがなければ
 自殺決行という悪習が流行、飛び降り自殺者が絶えずの昨今。屋上にスケッチにくる
 女子高生は学校生活が巧くいかず、スケッチには行方不明の父の事件?に関わる
 思惑がある。不法に小屋に住む住人らは「能力」を使い、どうも地球人ではない
 模様。現実と現在、ここではない世界を含めて情報と感情が行き交うSF群像劇。

 ミステリー、SF仕立てで、ミクロとマクロ両方の視点を描く非日常な日常。寓話と
 現実の混ぜ方の案配が今回も巧く。軽いタッチで雑多な会話が行きかい、全部は
 見せない、ガチのリアルは描かないな想像を刺激して止まず。うっすらと情報化社会
 の落とし穴、消費/消去されれば世界崩壊の危うさを忍ばせて、恐わ面白くみるねこ。

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