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 新国立劇場 オペラ「ラインの黄金」

 @初台 新国立劇場オペラパレス(2015/10/4,7,10,14,17 5ステージ)
 http://www.nntt.jac.go.jp/
 全指定 S席27000円 A席21600円 B席15120円 C席8640円 D席5400円 Z席1620円

 作曲:リヒャルト・ワーグナー 指揮:飯守泰次郎 演出:ゲッツ・フリードリヒ
 美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ 照明:キンモ・ルスケラ
 演出補:イェレ・エルッキラ 舞台監督:村田健輔  協力:日本ワーグナー協会
 芸術監督:飯守泰次郎
 出演:
 ユッカ・ラジライネン:ヴォータン(神々の長)
 黒田博  :ドンナー(雷神)
 片寄純也 :フロー(幸福の神)
 ステファン・グールド:ローゲ(火の神、半神。)
 妻屋秀和 :ファーゾルト(巨人族)
 クリスティアン・ヒュープナー:ファフナー(巨人族)
 トーマス・ガゼリ:アルベリヒ(ニーベルング族の小人)
 アンドレアス・コンラッド:ミーメ(ニーベルング族の小人、アルベリヒの弟)
 シモーネ・シュレーダー:フリッカ(ヴォータンの妻、結婚の女神。)
 安藤赴美子 :フライア(フリッカの妹、美の女神。)
 クリスタ・マイヤー:エルダ(知恵の女神)
 増田のり子:ヴォークリンデ(ラインの乙女)
 池田香織:ヴェルグンデ(ラインの乙女)
 清水華澄:フロスヒルデ(ラインの乙女)

 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 2015/10/10(土)曇 2:05-4:43PM(2'30)2F正面下手 客席9割?(1600人?)
 客層:大人客席。中高年中心。男女半々。
 客入れ:通常客席。パンフ A4両面。経費削減か手渡しはせず、置き放し。
 物販。パンフ B5 1000円。終演4:35PM。カーテンコール4回8分。

 芸術監督自から指揮、飯守先生お得意のワーグナー上演。
 舞台。黒光りする床一面で川底の体。波頭はブルーの光軸を重ねて表現。
 地下世界ニーベルハイムはせり上がって覗かせる地下駐車場の体で。
 お話。無限の力を得られるという、ラインの黄金からつくった指輪。ニーベルハイム
 のアルベリヒがラインの娘達から黄金を強奪したのが始まり。城郭建築の報酬で
 巨人族と揉めてた神々の長ヴォータンはニーベルハイムへ宝探しにでむけ、指輪の
 存在を知り、これを強奪する。しかし指輪には呪いが掛けられていて。

 世知辛い神話をSF設定の舞台で描き。それも昔のな、安っぽいものとしてシニカル
 な物語と合わせた印象。ペラい演出に対して、演奏と歌唱は重厚しごくと好対照。
 深く高密度な音楽にして2時間半を感じさせず、充足感タップリ。ステファン・
 グールドが主役を食う歌唱で圧倒、格好いいなあ。

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