@福岡 イムズホール(2016/3/6 1ステージ)
全自由 一般 前売2500円 当日3000円 学生 前売1500円 当日2000円
C当地上演 A全国巡回 http://odori2.jcdn.org/
C 古家優里「ハートマン〜セカンドシーズン」22分
演出・構成・振付:古家優里 衣装:坂本千代 出演:古家優里、真吉、山本泰輔
A 平井優子「Ghosting―軌跡の庭」37分
演出・振付:平井優子 空間構成:山内朋樹 音楽:Antye Greie-Ripatti aka AGF
映像・音響:古舘健 出演:中尾舞衣、平井優子
休憩12分
C 緒方祐香「反閇(へんばい)」21分
作・演出・振付:緒方祐香 出演:柴原あゆみ、菅原さちゑ、緒方祐香
A 山崎広太「足の甲を乾いている光にさらす」35分
振付:山崎広太 音楽:菅谷昌弘
出演:笠井瑞丈、武元賀寿子、西村未奈、山崎広太
2016/3/6(日)晴 5:06-7:20PM(61/休12/50)下手前方 客席満員(220人?)
客層:20-30才代中心、ご近所なおじさんおばさん結構。女性過半数。
客入れ:開場時10人ほど。高低差+千鳥配置の椅子8列。折り込みチラシそれなり。
パンフA5 3ページ。物販なし。カーテンコール各1回。
古家優里「ハートマン〜セカンドシーズン」
舞台。装置なし。
構成。歩行と手振り主体、ソロとアンサンブル、最後はユニゾン。笑顔を客席に
向けたりアプローチ。
鼓動のリズムにアレンジ。わかりやすくファニーな動きをリズミカルに繰り出し。
心地良く観ることができ。
平井優子「Ghosting―軌跡の庭」
舞台。終始暗色、上手に銀色の水桶。後方スクリーンにイメージ。水音、ヴォイス。
構成。普段からとった仕草、歩行。やがて、夢とも現とつかぬ影が現れて付かず
離れず。2人とりどり、すれ違い接触〜ユニゾン〜別れ。
判然としないけどシアトリカルな心理劇とも。すれ違う2人の葛藤を独特の歪みを
加えた動きに映し。かっちりと世界、展開しれずの2人に程よい緊迫感を感じながら
見入るねこ。
緒方祐香「反閇(へんばい)」
舞台。四方の柱を立てて結界。
構成。1人と揃いの2人。パーカッシブな音楽。神楽舞を彷彿とする動きと移動。
結界の内と外でそれぞれの所作と傍観。最後は三つ巴で大きくジャンピング。
3人の入れ替わりとフォーメーション、場の立場を想い描きながら興味津々とみる
ねこ。
山崎広太「足の甲を乾いている光にさらす」
舞台。装置なし。
構成。広太さんはスポットの当たらない客席側に降り、土方巽さんの思い出、舞踏と
今作品、ダンサー達のことらトーク、戻ってダンス。ほかダンサー達も発話まじり、
ノンストップでとりどり(振付指示のムードを保ちながら)、がんがん踊り。
興味深い広太さんの舞踏エッセイトーク。指示の足かせ・自由の不自由のもとで
ノンストップで踊りまくるダンス。ビジュアルに凝らず、この2点がとってもスパイ
シーで素晴らしい。広太さんの足さばき、瑞丈さんのセクシー、武元さんのムーディ。
そして、西村さんは小鬼か狂った妖精かという人間離れ、吹っ切れた連綿。もろもろ
目が離せないねこ。
アフタートーク 7:23-7:48PM(25) 半分居残り
振付家4人、佐々木治已
佐々木 山崎広太さんのダンスの言葉、何をやっているんだと思う、そんなダンスに
尊厳を感じる のこと。なせこんなことをやっているのかと、聞く勇気をもてた。
古家 妊娠中の親族の心音に意識をむけた年。そこをスタート地点にしようと。
ダンスをみたことがない人にもみて面白いもの。直接エネルギーをと、動きの
面白さにこだわって。
平井 この前に神話のリサーチをメインにしたプロジェクトを。理解しがたいものと
普通に一緒に生きてきた(私たちの)面白さ。それを絵本のように。
時代に不気味は変わる。吸収するか反目するか、それを空間的に作り出せない
かと。
緒方 タイトルは実際ある言葉だけど、自分がその言葉を信じるために使った。
直接的は動きでまじない的な能のステップから広げて。
(それをダンサーがやるべきかと自問されていたが)探っている。
神楽を一般の人と一緒に。いい動きをしてて、自分はダンサーとして身を捧げて
きたのにと対抗意識をもって。
山崎 連歌をモチーフにダンスに、自由にフレーズを入れていく土方さんが
亡くなったのが53才、自分も暗黒にかけていいものができるのではと。
(暗黒の中、差異と同調があったが)コミュニケーションでつくっていくので、
暗黒ではないか、うーん。(なせしゃべりを)もっとしゃべったらと言われ、
そうですかと。しゃべらない方法もある。
(平井さんの闇との違い)平井さんはダイレクト。何が起こるかわからにない時間。
平井 言葉が暗黒。欲求が内にある、最後に広がるが自分の体の中に入って
いない。観察者でいる。
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