＠初台 新国立劇場 オペラ劇場(2016/05/23-06/04 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席27000円 A席21600円 B席15120円 C席8640円 D席5400円
リヒャルト・ワーグナー／全3幕(ドイツ語上演／字幕付)
指揮：飯守泰次郎 演出：マティアス・フォン・シュテークマン
美術・衣裳：ロザリエ 照明：グイド･ペツォルト
合唱指揮：三澤洋史 音楽ヘッドコーチ：石坂宏 舞台監督：大澤祐
合唱：新国立劇場合唱団 管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
制作：新国立劇場
出演：
クラウス・フロリアン・フォークト：ローエングリン
マヌエラ・ウール ：エルザ・フォン・ブラバント
アンドレアス・バウアー ：ハインリヒ国王
ユルゲン・リン ：フリードリヒ・フォン・テルラムント
ペトラ・ラング ：オルトルート
萩原潤 ：王の伝令
望月哲也、秋谷直之、小森輝彦、妻屋秀和 ：4人のブラバントの貴族：
前川依子、熊坂真里、丸山真木子、松浦麗：4人の小姓
2016/05/29(日)晴 2:04-7:14PM(58/休44/84/休43/64)2F下手 客席ほぼ満員(1800人)
客層：大人客席、学生・20歳代は少な目。男女半々。
客入れ：1時間上演して40分休憩。飲食メニュー豊富。チラシは入口配布、折り込み
なし。パンフ A4両面を配布。物販。パンフ B5 1000円。
7:01PM終演 カーテンコール6回13分。野太い声でブラボー盛ん。
ワーグナーの通称ロマンティックオペラ。2012年から指揮、配役を入れ替えての再演。
舞台。初演踏襲。壁スクリーンの色彩で、心理状態をビジュアル化。床は光沢ある
黒リノリウム。抽象的なオブジェや衣装が登場。
お話。気高い聖杯の騎士と、犠牲になる王女の悲恋。弟殺害の罪をきせられた王女は
当然現れた神の使者な騎士に救われる。しかし、魔女な王妃に焚きつけられ、騎士の
出生を疑ってしまったため、愛を失ってしまう。
神、王ら権力と民衆の狭間で揺すぶられる、悲恋へ到るエルザの心理劇。シニカル
しごくな悲劇で、取り残されるのが子供というのがまたシビア。光で心象を現す装置
は初演同等わかりやすいけど、結構刷り込まれるなとも。タイトルロール続投の
フォークトの少年の面影を残したハンサムボイスが素敵。ホンと良く通る美声。
エルザ役マヌエラ・ウールが細やかに表現して、これも素敵。オケは分厚くよく鳴り
スイートな木管が印象。
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