＠渋谷 シアターコクーン(2017/01/11-28 21ステージ)11-14M公演中止
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 S席10000円 A席8000円 コクーンシート5000円
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 2/4-5 3ステージ
作・演出 :赤堀雅秋[THE SHAMPOO HAT] 美術：土岐研一 照明：杉本公亮
音響：高橋克司 衣裳：坂東智代 ヘアメイク：鎌田直樹 演出助手：渡邉さつき
舞台監督：南部丈 宣伝美術：榎本太郎 宣伝イラストレーション：ケッソクヒデキ
東京公演主催：テレビ東京 松迫由香子ほか Bunkamura エグゼクティブ・
プロデューサー：加藤真規 企画・製作：Bunkamura
出演：
風間杜夫 ：足立義男（健二の父）
梅沢昌代 ：足立節子（健二の母。熟年離婚申し出）
大倉孝二[ナイロン100℃]：足立健二(工場経営）
青木さやか：足立美紀（健二の妻）
早乙女太一：辺見薫（健二の工場新人行員）
広瀬アリス：あずみ（デリヘル嬢）
和田正人 ：諸星順（売れない役者）
福田転球 ：服部圭介（健二の工場行員）
赤堀雅秋 ：坂崎昇（スナックマスター）
鈴木砂羽 ：坂崎宏子（スナックママ）
2017/01/22(日)晴 2:03-4:16PM(2'11)2F後方 客席8，9割（650人?）
客層：大人中心、女性過半数 、おじさんも結構。
客入れ：回り舞台機構のため、張り出した舞台。ため1F最前A列。配役表ロビー置き
物販。パンフ A4 1500円。カーテンコール3回2分。
赤堀雅秋、シアターコクーン上演3作品目。
舞台。下部回り舞台。足立家ダイニング、アパート、ラブホ、スナックなど切替。
廻して世界の走馬燈。上部に国道288の陸橋が舞台幅いっぱいに架けられ。両袖に
高く電信柱、後方に渡り電線。
お話。千葉県船橋市、その郊外。町工場を切り盛りする息子ら家族は、ガミガミ屋
の父の愚痴には馬耳東風。母は本気で熟年離婚を計画。そんなことからの親子、
夫婦の確執や裏切りなど、一線を越えた日常を描いていく。
スズナリで観てた、なじみの赤堀雅秋が帰ってきた感。しかもだいぶ腕を上げて、
持ち味をいかしたチャレンジも成功という土産付きで。愚かで小心、みっともなくて
バカ哀しい登場人物がぞろぞろ。一意ではない感情や思惑､罪を抱えた彼らを何気ない
タッチで綴りつつ、内心と関係性を巧みに描き。重なる会話でのずれ、あるいは
共通する含み、気が利かなさの程が気が利いてるとか、心憎い場面いろいろ。
関係性を描くに、回り舞台も単なる展開を越えた効果あるし。こう巧く出来ちゃうと
もうスズナリとか小劇場には戻ってこないかも、と寂しく思ったりするねこ。
役者。困ったお父さんに風間杜夫。暴言暴挙の裏に孤独の痛ましさ、ラストの
和らぎにはもらい泣きねこ。呆れた青年に早乙女太一。わがまま過ぎてお手上げ、
笑ってしまうねこ。
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