＠東静岡 静岡芸術劇場(2017/05/03-05/04 2ステージ)
http://spac.or.jp/
全自由 一般4100円 SPACの会一般3400円 ペア割引3600円 グループ割引3200円
ゆうゆう割引 1名様3400円（満60歳以上） 学割2000円［大学生・専門学校生］
1000円［高校生以下］障がい者割引2800円 演劇祭パスポート13000円
演出：オマル・アブーサアダ 作：ムハンマド・アル＝アッタール
舞台美術：ビーサーン・アツ＝シャリーフ 照明：アブドゥルハミード・ハリーファ
映像：リーム・アル＝ガッズィー
音楽：サーメル・サーエム・アッダフル（ハロー・サイコアレッポ）
技術監督：スヘイル・ハムザウィー
共同製作：アヴィニョン演劇祭、ナポリ演劇祭、アラブ芸術文化財団（ＡＦＡＣ）、
舞台芸術拠点ラ・フリッシュ・ラ・ペル・ド・メ（マルセイユ）、
テアター・シュベクターケル（チューリッヒ）、オナシス文化センター（アテネ）、
ヴォーライト（ゲント）、ラ・バティ・フェスティバル（ジュネーブ）、
レ・バン・ピュブリック＝フェスティバル・レ・ランコントル・ア・レシェル
（マルセイユ）、フェスティバル・ドートンヌ（パリ）
助成：マルセイユ国立劇場ラ・クリエ、ルータルマック（パリ）、
モンテビデオ（マルセイユ）
出演：
ムハンマドーアッ＝リファーイー：タイム
ムスタファ・クル：オマル
ムハンマド・アール＝ラシー：ウサーマ
ハナーンーシャキール：タイムの母
ナンダ・ムハンマド：ナダー
リハーム・アル＝カサール：サルマ
2017/05/03(水)晴 2:35-4:14PM(1'37)前方上手 客席満員（200人）
客層：大人中心に幅広く。男女半々。
客入れ:プレトーク 1:55-2:05 シリア状勢中心に。開場時80人ほど。招待客、一般に
別れて整理番号順に入場。通常客席を降りて、舞台上舞台へ上がり。雛壇にパイプ
椅子8，9列。中段のが字幕が見易し。折り込みチラシそれなり。パンフ B5縦折り
8ページ。物販。フェス Tシャツ。カーテンコール4回2分。終演後の宮城聰と演出家の
トークはパスねこ。
シリア発、世界中の演劇フェスに招聘された作品。内戦状態が続き、反政府勢力は
内部分裂。ＩＳの台頭や諸大国の思惑で泥沼となったシリア。首都ダマスカスに
留まる演出家と、亡命を余儀なくされた作家が描く現地の実像。
舞台。上下二段。下段、下手に病院ベッド、点滴スタンド。棚に白い花。
上段、机、両側マイクスタンド。壁に人の顔スケッチ。
お話。ダマスカスの今を伝えようと映像作品を作り続けてきた若者とその家族。
襲撃され、若者は昏睡状達となってしまう。複雑を極める状勢のなかで残された
家族の不安と希望を描く。
ごく丁寧につくられた普遍の家族ドラマ。カオスな政情と昏倒する若者を重ねて、
「今」の異常さを浮き彫りにする。刻むような演技を交換する役者達に見入り、
胸打たれるねこ。秩序だったＩＳのほうがましとか、どれだけ酷いのとショッキング
な台詞多々。ユーモアは半死半生の若者役の口からだけというのもまた。
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