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　新国立劇場　オペラ「紫苑物語」

　＠初台　新国立劇場オペラ劇場（2019/02/17-24 ステージ)
　全指定　S席16200円　A席12960円　B席8640円　C席6480円　D席3240円　Z席1620円

　原作：石川 淳　台本：佐々木幹郎　指揮：大野和士　美術：トム・シェンク
　衣裳：リチャード・ハドソン　照明：ルッツ・デッペ　振付：前田清実
　監修：長木誠司　舞台監督：��橋尚史
　合唱指揮：三澤洋史　合唱：新国立劇場合唱団　管弦楽：東京都交響楽団
　芸術監督：大野和士　制作:新国立劇場
　出演：
　高田智宏：宗頼（主人公・華族・歌人）
　大沼徹(17,24日)、松平敬(20,23日)：平太（仏師）
　清水華澄：うつろ姫（宗頼にあてがわれた姫。悪女）
　臼木あい：千草（見いだした娘、野より連れ来る）
　村上敏明：藤内（家来、野心を抱く）
　河野克典：弓麻呂（伯父）
　小山陽二郎：父
　川村章仁：家来

　2019/02/17(日）晴 2:07-4:43PM(62/休26/58）3F下手 客席8，9割（1200？人）
　客層：大人中心。男女半々。
　客入れ:原作本抽選でプレあり。パンフ B5 1000円。注意書きに「幕切れの音楽まで
　お聴き逃しになりませんよう、拍手は最後の音が止むまでお待ちください。」
　折り込みチラシそれなり。カーテンコール2回7分？。

　新芸術監督 大野指揮、日本人新作オペラ。
　舞台。腐食したような一面、無気味な「紫苑」の花々。大鏡を斜めに降ろして、
　地上絵も見せて、多重。
　お話。尽きない人の欲望と我意対決を描く、ディープな心理劇。歌から弓の道を
　みいだす宗頼。その弓は「知」「殺」から「魔」へと上り詰める。あがて、宗頼の
　前に守の前に、もう一人の自分とも言うべき平太が出現、これと対決するが。

　美しくも妖しい、端から狂気を孕んだ音楽、美術で圧倒。表裏反転のダークな物語に
　一気に引き込んでまあすごい。間もなくの婚礼場面、うつろ姫は白石加代子彷彿の
　人外キャラだし。映画ならみなアップかという、キャラと歌唱ぜろいで続々ゾワゾワ
　が止まらないねこ。

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