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＠西尾久「どん平」二階宴会場(2021/04/13-16 4ステージ)
A券(定食をイートイン)5000円 B券(お弁当かカツサンドをテイクアウト)4500円
作：大谷皿屋敷[劇団「地蔵中毒」] 演出：大谷皿屋敷、安藤玉恵
感染予防監修・指導：森岡研介（日本感染症学会認定インフェクションコントロール
ドクター) 照明協力：伊藤孝(ART CORE) イメージイラスト：妹尾朝子（うめ)
紙芝居の絵：タニノクロウ 三味線の指導と選曲：日高ボブ美
舞台写真：塚田史香 手ぬぐいデザイン：雨千砂子(WAGON)
制作協力：山田恵理子、半田桃子 協力：マツシュ、劇団「地蔵中毒」
スべシャルサンクス：佐藤こうじ 企画・製作：安藤玉恵、どん平（安藤正高、
安藤舞衣) https://twitter.com/antama_tonkatsu
出演：安藤玉恵
子役：こなつ、ゆうさく
2021/04/15(木)晴 6:07-7:05PM(34/トーク21）前方 客席満員(22？人)
客層：20-30才代中心、女性7割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、間隔開け。座卓とも座布団席3列。
下手側が安藤さんにより近し。折り込みパンフ A4両面。物販。手ぬぐい1000円、
上演台本500円。カーテンコール1回。
終演後2，3分でトーク。今日のゲストは宮崎吐夢さん[大人計画]。
A券選択の人は食事タイム。店舗ゆかりの映像を放映。
安藤玉恵さん実家のとんかつ屋 コロナ禍救済企画。現場至近の阿部定を取り上げ。
今後「三面記事の女」をシリーズ化して上演したいとか。
舞台。上手に布団、下手に斜に座卓と火鍋。冒頭は紙芝居置き。
お話。荒川区尾久の待合茶屋。死に至る窒息プレイ後、恋人・吉蔵のペニスを切り
取った定。生死を超えて愛する思いは止まらず。生きているような体とペニス、
どちらが私の吉さんなの。そんなお題ら、人生最大の大喜利を迎えた定を描く。
面白いそして素敵。前半ネタをまぶしながらの心理モノローグ。面白が自己ツッコミ
が止められない台詞にクスリ笑い。唐十郎「ジャガーの眼」モチーフ、角膜ならぬ
ペニスに独立した恋人の存在・意志を見いだそうとしたり。逡巡する思考は、追想を
経て、詩情漂うロマンチシズムへと。チンポの穴の果ての夜、三面記事で流される
ことのない消費に耐える夜。そこにいる恋人との永遠。思いがけないところへ連れて
いかれて、陶然としてしまうねこ。非エロ、非露悪で愛らしい定を、安藤さんは
親しみを込めて演じて、しっくりと嵌まり。事件の痕跡はなくとも、街と人が
サイトスペシフィックに繋がっている感じがして良く。季節を変え、また「その日」
に合わせて上演を続けてほしいねこ。
トーク
・安藤さんから地元トーク。定は地元では悪く言われていない。キレイでカワイイ
人。小さい頃から身近な､キャンディキャンディみたいな存在だった。
・ポツドール「男の夢」に出演して19年振り。たぶん「どん平」は打ち上げで。
・当時、稽古は日暮里の公民館が閉まった後、「どん平」のここで朝までやって、
また公民館にいっていた。
・安藤さんの定は、悲壮感のない犯罪者で安藤さんにぴったり。
手記を読んでも、定はよくわからない。想像が膨らむ。三面記事シリーズで、
ほかの犯罪者をここでやると、定が嫉妬する。10人の作家に定を書いてもらうとか
（それも考えていた）。
・天才肌の大谷さんが1人で摩滅しないように、コラボして、みんなで、いろんな力で
作品をつくる。こんな「正統派」もできるという。
・ロケーション込みなのも、演劇の醍醐味。
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