＠赤坂 TBS赤坂ACTシアター(2021/09/17-10/17 32ステージ)
全指定 S席14800円 A席11800円 ヤングチケット2200円
＠大阪 オリックス劇場 10/28-11/11 15ステージ
作：中島かずき 演出：いのうえひでのり
美術：二村周作 照明：原田 保 衣裳：堂本教子 音楽：岡崎 司 作詞：森 雪之丞
振付：川崎悦子 音響：井上哲司 音効：末谷あずさ 吉田可奈
殺陣指導：田尻茂一 川原正嗣 アクション監督：川原正嗣
ヘア&メイク：宮内宏明 小道具：高橋岳蔵 特殊効果：南 義明 映像：上田大樹
大道具：俳優座劇場舞台美術部 歌唱指導：右近健一 演出助手：山﨑総司
舞台監督：芳谷 研、篠崎彰宏 宣伝美術：河野真一 宣伝写真：野波 浩
宣伝衣裳：堂本教子 宣伝ヘア：宮内宏明 宣伝メイク：内田百合香
宣伝小道具：高橋岳蔵 宣伝特殊メイク：中田彰輝 宣伝面打：橋本隆公
宣伝画：石川真澄 宣伝・Web：ディップス・プラネット
宣伝：寺本真美、長谷川美津子 森脇 孝 制作助手：大森祐子、坂井加代子
制作：辻 未央 伊藤宏実 プロデューサー：柴原智子
エグゼクティブ・プロデューサー：細川展裕 主催：ヴィレッヂ
主催・企画製作：ヴィレッヂ、劇団☆新感線
出演：
中村倫也 ：安倍晴明 あべのせいめい（宮廷陰陽師）
吉岡里帆 ：桃狐霊 タオフーリン（大陸から来た狐の霊）
浅利陽介 ：尖渦雅 とがりのうずまさ（検非違使）
竜星涼 ：虹川悪兵太 にじかわあくへいた（野武士集団頭領）
早乙女友貴：藍狐霊 ランフーリン（大陸から来た狐の霊。桃狐霊の弟）
千葉哲也 ：蘆屋道満 あしやどうまん（隠れ陰陽師）
高田聖子 ：元方院 げんぽういん（帝の母）
粟根まこと：藤原近頼 ふじわらのちかより（左大臣）
向井理 ：賀茂の利風 かものとしかぜ（陰陽師宗家・賀茂家の跡取）
右近健一 ：橘師師 たちばなのもろもろ（右大臣）
河野まさと：又蔵将監 またくらしょうげん
逆木圭一郎：油ましまし あぶらましまし
村木よし子：藻葛前 もくずのまえ
インディ高橋：貧乏蟹 びんぽうがに
山本カナコ：白金 しろがね
磯野慎吾 ：ひだる亀 ひだるがめ
吉田メタル：出殼段八 だしがらだんぱち
中谷さとみ：蛇腹御前 じゃばらごぜん
保坂エマ ：信楽丸しがらきまる
村木仁 ：牛蔵 うしぞう
川原正嗣 ：滝口帯刀 たきぐちたてわき
武田浩ニ ：洛外藤次 らくがいとうじ
藤家剛 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
川鳥弘之 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
菊地雄人 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
あきつ来野良：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
藤田修平 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
北川裕貴 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
紀圃谷亮輔：狐／宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
下鳥一成 ：宮中警護の武士／検非違使／白狐妖霊他
鈴木智久 ：狐／宮中警護の武士／京の人／銅山の坑夫
武市悠資 ：狐／宮中警護の武士／京の人／銅山の坑夫他
山崎翔太 ：狐／宮中警護の武士／京の人／銅山の坑夫
岩岡修輝 ：狐／宮中警護の武士／京の人／銅山の坑夫他
小板奈央美：女嚢／狐／京の人／銅山の坑夫
後藤祐香 ：女官／狐／京の人／銅山の坑夫
鈴木奈苗 ：女官／狐／京の人／銅山の坑夫
森加織 ：女官／狐／京の人／銅山の坑夫
2021/10/01(金)大雨 1:05-4:08PM(68/休20/90)2F後方 客席満席？(1300人？)
客層：20-30才代中心に女性7，8割。中年層ちらほら。
客入れ：台風接近で風雨。列をならないでドンドン入ってと誘導員。過密なんだけど
どうなの？。チケット半券に連絡先を書いてないと入場出来ず、注意。当日パンフは
配信。物販。パンフ 大判B4？ 2000円。カーテンコール4回、最後はスタオペ。
非常事態宣言解除で当日券抽選販売したせいか、2Fは空席見あたらず。規制退場は
多少時間掛かり。
久々のいのうえ歌舞伎公演。
舞台。ゆるい三段の床に吊り物、横移動の壁や背景装置。映像、照明のエフェクトで
呪術表現。定評の床照明がいつもより映える印象。
お話。世界征服を目論み陰陽師に化けた九尾の狐と、在京の陰陽師・安倍晴明の
頭脳・能力バトル。伴う2人の陰陽師の友情と悲劇を、取り巻く貴族と武士、
荒くれ者、妖怪たちの生き様とも描く。
これまでよりさらっと肌障りのいい印象。因業な人間模様が見応えだったところを
人外中心でわちゃわちゃするエンタメにし、敵もそう悪くないなキャラと展開にして
スマート化。物語以外の余計なことをあまりせず、マニアは物足りないかも。
でもなによりは、中村倫也君と向井理君が、持ち前の優しさ、爽やかさで哀しいけど
暖かい観劇後感を残してくれて素敵。吉岡里帆さんの声が通って気持ちよく、ガッツ
とチャーミングさとも○。浅利陽介さんが心の揺れとも実直な好漢ぶり。
千葉哲也さんが他にない色気、実はな可愛げを添えて美味しい役どころ。中堅劇団員
たちが個性を活かし、愛嬌あふれる健闘ぶりで嬉しくなるねこ。粟根まことさんが
いい人キャラというのが新鮮。
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