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＠田町 SHIBAURA HOUSE 5F（2022/02/26-27 3ステージ）
全自由 コモンズパス（全プログラム）一般5800円 港区民割5300円 学生割4800円
構成・演出・出演：佐藤朋子
製作：シアターコモンズ 主催：シアターコモンズ実行委員会
2022/02/27(日)晴 1:02-2:17PM(69/6)後方中央 客席8割(40人)
客層：2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。高めの演台とスクリーン。椅子5列。最前列は
かなり見上げる格好になりそう。当日パンフ A4両面。終演後アーティスト小林清乃
さん紹介というヴィスワヴァ・シンボルスカヤ（ポーランド）の詩｢終わりと始まり｣
を朗読。戦争後の後始末を世界は取り上げないという、東欧の侵略戦争へはせる
思いを観客とも重ね。規制退場実施。
昨年の序章から始動。もう一つの東京を立ち上げ、現東京と競わせる未来を構想した
岡本太郎「オバケ東京」を起点。岡本太郎が愛玩した捨てガラス。神話や団体の
象徴に現れ、太陽の塔の顔のモデルでもあったとされ。そのカラスを理解するための
リサーチ。都区内の高い木のある場所を調査、その場から面影さえ消えてしまった
戦前戦後の近代史を掘り起こし。地図の場所をお菓子ら置いて示し。震災や空襲で
多数の犠牲者が流れついたお台場には濡れてティーパック(生々しい）。カラスと
選挙演説、真似すると現れるカラス、連呼する選挙演説を自演して連ね。さらに
如月小春のビル化した者の戯曲台詞を。東京でカラスがもっていくのは死者の魂で
なく、死んだゴミ袋。地図上のお菓子を食べ、飲んだ紙コップを乱暴に捨て、地図
(東京）ともまるごとゴミ袋に片付け。残るのはもう一つの東京かという。最後に
鳥の視点でみてみましょうと、ペントハウス(通称バードケージ）のカーテンを
開け放ち、ぐるりビル群と青空が目に飛び込み。
視点を変えてみる、リサーチする、歴史から消えたものが浮かぶを複眼視的にみせて
いく。今回も日常から掘り起こすことの面白さ、興味深さや気づきがあり。「語り」
のパフォーマンスとしてラストのトリッキーなとこ等、平凡に墜ちないとこがいい。
次回(来年？）が楽しみねこ。
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