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 新国立劇場 2021/2022シーズン 演劇 シリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判,
 対話...の物語」Vol.1「アンチポデス」

 @初台 新国立劇場 小劇場(2022/04/03-24 11ステージ)
 全指定 A席7700円 B席3300円

 作:アニー・ベイカー 翻訳:小田島創志 演出:小川絵梨子 美術:小倉奈穂
 照明:松本大介 音響:加藤温 衣裳:木阿友子 ヘアメイク:高村マドカ
 演出助手:渡邊千穂 舞台監督:福本伸生
 出演:
 白井晃 :サンディ(PJリーダー)
 高田聖子[劇団☆新感線]:エレノア
 斉藤直樹:ダニーM1
 伊達暁[阿佐ヶ谷スパイダース] :デイヴ
 亀田佳明[文学座]:アダム
 チョウ ヨンホ:ダニーM2
 草g智文 :ジョッシュ
 八頭司悠友:ブライアン
 加藤梨里香:サラ(事務局員)

 2022/04/24(日)雨 1:00-2:52(1'51) 中段上手 客席ほぼ満員(280人)
 客層:大人中心、2世代。男性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり、来場者カード記入。
 当日パンフ A4配役表。物販。パンフ B5 800円。カーテンコール2回後規制退場。

 2017年作品、日本初演。
 舞台。正面に曇りガラスオの大窓がある大会議場。中央に楕円テーブル、ぐるり黒い
 会議室椅子。下手奥にホワイトボード、上手に出入り口ドア。客席側上下に多量の
 ミネラルウォーター ペットボトル。
 お話。ヒット作がため「物語を考える」ブレーンストーミングが行われる。独自の
 物語を生むため、リーダーが持ち出したのは自分自身の物語を披露すること。
 次第凪いでいく会議室と裏腹に、戸外では嵐が吹き始める。

 物語そのものより語り手の人となり、七転八倒の過程を描いてユニーク。アイロニ
 カルだし、女性や弱者を下にみる因習とか、嫌なとこあるけど、情が通っているので
 嫌な気にはさせず。苦労の職場を共感と同情の目線でみたりして、親近。
 終盤、崩壊する世界、物語どころじゃない世情の中取り残される人々は、ますます
 今の私たちの姿と重なり。子供時代の物語から好きの気持ちを再発見するのが救い。
 そんな役どころの高田さん、それから「期待に応えられない」役チョウ ヨンホさんの
 柔らかいありさまが好きねこ。
 

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