＠新宿 THEATER MILANO-Za（2023/05/06-28 17ステージ
全指定（オリジナルラベルのペットボトル飲料付き）S13000円 A9500円
＠長野 まつもと市民芸術館 6/3-4
＠大阪 森ノ宮ピロティホール 6/10-19
原案・構成・演出・振付：シディ・ラルビ・シェルカウイ
舞台版構成台本：ノゾエ征爾[はえぎわ] 上演脚本：渡部亮平
ビジュアルディレクション・衣裳デザイン：柘植伊佐夫 セットデザイン：岩本三玲
音楽：アレクサンドル・ダイ・カスタン 照明：吉本有輝子
映像：カラーズクリエーション 映像制作：マキシム・ギスラン 音響：武田安記
特殊造形デザイン・特殊造形制作：松岡象一郎
衣裳デザイン・スタイリスト：羽石 輝 衣裳デザイン・衣裳制作：岩崎晶子
ヘアメイク：波多野早苗 振付助手：大植真太郎、セバスチャン・ラミレス
演出補：杉原邦生 演出助手：加藤由紀子 通訳：時田曜子 舞台監督：足立充章
プロダクションマネージャー：野中昭二 脚本協力：鏑木勲 企画協力：伊藤寿
制作：青山恵理子、武内純子 プロデューサー：金子紘子
エグゼクティブ・プロデューサー：加藤真規 企画・製作：Bunkamura
東京公演主催：Bunkamura、TSTエンタテイメント
出演：
永田崇人：叶トウマ（イオリの部下・パイロット。サネユキの息子。）
坂ノ上茜：ヒナタ（イオリの部下・パイロット。）
村田寛奈：エリ（イオリの部下・パイロット。）
板垣瑞生：ナヲ（イオリの部下・パイロット。）
石橋静河：霧生イオリ（「メンシュ」現場指揮官）
窪田正孝：渡守ソウシ（パイロット学校臨時教師。イオリの元恋人）
田中哲司：叶サネユキ（「メンシュ」最高司令官）
宮下今日子：桜井エツコ（「メンシュ」兵器開発担当）
大植真太郎、大宮大奨、渋谷亘宏、AYUMI、森井淳、笹本龍史、渡邉尚、
高澤礁太、権田菜々子
歌唱：山脇千栄（東京・長野公演） 阿部好江（大阪公演）［太鼓芸能集団 鼓童］
スウィング：伊藤わこ 大知
2023/05/17（水）晴 6:03-8:33PM（80/休20/49）1F前方下手 客席5割？（400人？）
客層：20-30才代中心に2世代、女性7割。
客入れ：入場は判りやすくエスカレータで6F。感染対策。手指消毒。当日パンフなし。
トイレ小規模、2Fも？。ラウンジ広め、バーあり。物販。パンフ B5？ 2000円。
カーテンコール2回 スタオベあり。エスカレータ混雑防止のため時差退場実施。
しかし、とっとと帰る人あり。階段開放も、ほとんど利用されて居らず。待ち時間を
含めて、往来に出られるまで5〜10分は見たほうがよし。
シェルカウイによる原作をもとにしたオリジナル作品。
舞台。かなりの八百屋舞台。床と壁、昇降幕全面に映像投影。八百屋はトランス
フォームして、高機動。
お話。2023年東京近郊へ隕石が落下、壊滅的被害がもたらされ、使徒と呼ばれる
モンスター達が出現。対抗するため、エヴァと呼ばれる人型兵器が開発される。
子供しか操縦が出来ない恐るべきモノでそのことは秘されていた。災禍から14年、
エヴァ計画に深く関わりをもっていた渡守ソウシは重大な疑惑を抱きながら、
特務機関「メンシュ」の現場指揮官、旧知の叶サネユキに接触する。
精神性、フィジカルさらにビジュアル面と全方位で充足感高い舞台。原作の自分探し
、生きる意味を求め惑い苦闘する群像ドラマを中心。真摯な演技が胸を打ち。子供が
戦士となる、大人の役割への逆説的な問いかけ、半ば奴隷化される不条理、理不尽。
人が生きるために犠牲となるものは自然であり、そこには使徒も含まれるとの気づき
、問題提起など、思索を促す精神性が背景にあって味わい深し。
動ける、身体性が高い俳優、ダンサーを揃え。窪田正孝さんのキレイな佇まいと動き
石橋静河さんは久々にしなやかで力強いダンスを見せてくれ。渡邉尚さんは使徒役で
ソロダンスを披露、柔軟な身体性が変わらずスゴい。コロス達は機動力ある動きで
常時ステージングを支え、お楽しみとなり。
ビジュアルは圧倒的。八百屋舞台の展開での見える景色違い。投影する量感ある
映像。ビニールなどモノならでわの質感を添え。エヴァはサイズを変えた操り人形、
3〜5人遣い。パイロットはワイヤー吊り、繋がってると羊水に浮かんでいるの二重の
意味合いかしら。フライングでの勢い大小も状況を映して巧い。使徒は人形に
限らない、広がりある造形が面白い。歌唱に鼓動メンバー、たびたび渡り歩きながら
澄み渡る声と哀感ある歌、太鼓の調べを奏し。寄る辺ない登場人物達を知らず、結び
つけるようでしみじみねこ。
[月間一覧］