＠三軒茶屋 シアタートラム（2023/10/13-15 4ステージ）
全自由（整理番号付）前売・予約・当日とも 一般4000円 26歳以下3000円
18歳以下2000円
作・演出：パスカル・ランベール 共同演出・日本語監修：平田オリザ
翻訳：平野暁人 舞台美術：濱崎賢二[青年団] 照明：西本 彩[青年団]
衣裳：正金 彩[青年団] 衣裳製作：中原明子[青年団]
衣裳アシスタント：陳 彦君[青年団] 音響：泉田雄太、秋田雄治
舞台監督：中西隆雄 舞台監督補：三津田なつみ 演出助手：小原 花[青年団]
映像制作：歌川達人 宣伝美術：kyo.designworks
制作：赤刎千久子[青年団]、西尾祥子（システマ）
初演／共同制作：国際交流基金、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場、
structure production 企画制作・主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業
（地域の中核劇場・音楽堂等活性化） 独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
太田宏 ：宏（東京建設(株)代表取締役社長）
知念史麻：史麻（宏の妻）
森一生 ：一生（宏と史麻の息子/東京建設(株)コミュニティー・マネージャー）
名古屋愛：愛（宏と史麻の娘/ 大学でフランス語を専攻している）
淺村カミーラ：カミーラ（元愛のベビーシッター/観光ガイド）
兵藤公美：公美（宏の妹/東京建設(株)不動産流通事業部長）
佐藤滋 ：滋（公美の夫/元プロ野球選手）
荻野友里：友里（宏の妹/東京建設(株)人事部長）
山内健司：健司（宏の兄/個人商店を営んでいる）
申瑞季 ：瑞季（史麻の親友/小学校教育）
(以上、青年団)
スイング：たむらみずほ、川隅奈保子、中藤?(以上、青年団)
2023/10/14(土）秋晴 1:05-3:24PM(2'18)中央中段 客席ほぼ満員（200人）
客層:ベテランが目立つ3世代、子供連れあり、男女半々。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。A〜Dで分けた整理券配布、各20番まで整列、
先行入場。最前C列。中央〜上手を主に使い、太田さんファンは上手寄りが○。
当日パンフ B5 3ページ。役名が青年団には珍しい取り方。物販。上演台本。
カーテンコール3回 熱心な拍手湧き。
コロナ禍で上演できなかった日仏共同の新作。
舞台。清々しい、ふすま戸三方囲みの広い和室。天井まで設えて、庭劇団ペニナな
リアル造作。大こたつが中央、左右の間はカーペットを置いて一段深い8畳。
中央のふすまを開けると、床の間にAV機器。
お話。いまやグローバルに躍進する同族建設会社。裕福な社長一家の正月を、
関連事故発SNS経由の誹謗中傷の嵐が襲う。
今の日本をいつにまして生々しく描いた感。不可侵地・正月のお茶の間、「こたつで
皆でみかん」を壊すことでSNSに象徴の暴力、変わっていく日本、変わらないこと・
人の結びつきを鮮やかに浮かばせ。併せて、言葉が救いや生きる力になることも現し。
米国、ウズベキスタン、在日韓国人からのグローバルな視点を入れて、広がりと深み
添え。美術。明かりの取り方、ふすまの外からのみとするシーンが印象。閉ざされた
社長の心理に重ねて味わい。役者芝居が攻め基調、兵藤さんの戦闘状態はさもあり
だけど、一同に底上げ感あり。老舗劇団のこれからが改めて楽しみになったねこ。
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