＠初台 新国立劇場小劇場(2023/12/07-24 17ステージ)
全指定 A席7700円 B席3300円 Z席1650円
台本・作詞：メリヒー・ユーン／カーラ・ボルドウィン
作曲：ウィリアム・パトリック・ハリソン 翻訳：小川絵梨子 訳詞：土器屋利行
音楽監督：深沢桂子、村井一帆 演出：藤田俊太郎 振付：新海絵理子
美術：原田 愛 照明：日下靖順 音響：黒野 尚 衣裳：宮本宣子
ヘアメイク：井上京子 演出助手：大舘実佐子 舞台監督：棚瀬 巧
出演：
飯野めぐみ：Dアイバ、書記官、ママ、叔母さん、ルース、記者3、裁判長、ハナの母親
シルビア・グラブ：Eアイバ、ババ、日本の人々、大蔵省、藤原、カズンズ、JACL
鈴木瑛美子：Bアイバ、裁判長、ジョージ、記者2、囚人たち、ババ
原田真絢：Cアイバ、デュウォルフ、日本の人々、係員、ブランディッジ、囚人たち、クリフォード
森 加織：Fアイバ、コリンズ
山本咲希：Aアイバ、日本の人々、ニュースボーイ、ケンキチ、記者1、ソープ、ハナ
2023/12/07(木)晴 7:01-9:31PM(68/休16/67)最前方 客席ほぼ満員(300人)
客層：3世代、大人よりに幅広く、女性過半数。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。クローク前に待ち合わせ用テーブル数席追加。
最前B1〜15列。当日パンフ 写真付き配役。物販。パンフ B5 800円。
カーテンコール2回。スタンディングあり、一部で歓声上がり。
小川芸術監督の企画シリーズ、ミュージカル上演は初とか。
舞台。正面上方、縦に星条旗、バルコニーがあるスクエアのホール。左右壁は
場転で昇降、床は日本設定の場で平土間？と上り。
お話。第二次世界大戦中、日本軍の連合軍向けプロパガンダ放送に関わった女性
アナウンサー・愛称［東京ローズ」。唯一名乗り出たアイバ・トグリ(戸栗郁子)が
アメリカで国家反逆罪で裁かれ、人生を翻弄された一部始終を描く。
一役6人、リレー形式で演じる趣向。時代の変遷／個性替わりが味わいあり、あの
日々との「再会/再生」な終盤ら魅力的絵面を見せ。緊密でスリリングな展開は
隙間風など一切無くて見事、丁寧で血の通った人物描写も○。ともう会話劇で十分
ですよな内容なのに、歌とステージングがよくできたガチのミュージカルとし。
ねこにはオーバードライブ気味、でもアイバの意志の高さ、生命力と周囲の厚情／
冷淡さを描くがためと思われ、改めて音楽の力を体感するねこ。10代のAアイバ・
山本咲希さんがフレッシュ、輝く笑顔。抗うCアイバ・原田真絢さんがダイナミック。
親や親族も演じる飯野めぐみさん、シルビア・グラブさんの滋味も忘れがたし。
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