＠新宿 THEATER MILANO-Za（2024/03/31-04/22 12ステージ)
全指定12000円
＠大坂 森ノ宮ピロティホール 04/27-05/06
作・演出：三浦大輔 音楽：内橋和久 美術：愛甲悦子 照明：三澤裕史
音響：鏑木知宏 衣裳：小林身和子 ヘアメイク：河村陽子 映像：荒川ヒロキ
美術助手：寺田万里奈 演出助手：相田剛志 舞台監督：松下清永
制作助手：小泉廉太郎、今井実春 制作：青山恵理子
プロデューサー：松井珠美 エグゼクティブ・プロデューサー：加藤真規
主催・企画・製作：Bunkamura
出演：
丸山隆平 ：菅原裕一（芸能記者）
恒松祐里 ：橋本香（タレント）
九条ジョー：加藤勇（アーティスト 香の恋人）
横山由依 ：野口裕子（香の友人）
風間杜夫 ：橋本浩二（香の父・芸能事務所社長）
米村亮太朗：田村修（香のマネージャー）
大空ゆうひ：智子（香の母・浩二とは離婚）
鈴木里美 ：鈴木里美（菅原の恋人）
勝地涼 ：今井伸二（菅原の友人）
日高ボブ美：明美（智子のスナック・ホステス）
青山美郷 ：ひかる（智子のスナック・ホステス）
松澤匠 ：弁護士
川綱治加来：川津田（記者・菅原の後輩）
ほか アンサンブル20人超
2024/04/08（月）曇 6:02-8:57PM（51/休20/1'41）1F中段中央 客席9割？(800人？)
客層：3世代、20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。通常客席。当日パンフなし。物販。パンフ A4
2000円。カーテンコール4回 スタオベあり 8:57PM終了後、列順の規制退場。今回は
エレベータを使って6分後に外に出られたねこ。
三浦大輔、3年振り新作。
舞台。上手下手に回転舞台、マンション、事務所、スナック、喫茶店ら切り替え。
中央に歩道、ここにも移動式舞台出現。後方中空に舞台幅の歩道橋渡り。背景は
ビル街な窓列。
お話。国民的女性タレントとその恋人を追う芸能記者、リークしたのはタレントの
友人と酷いありさま。一方、芸能記者の恋人はその仕事、SNSの惨状を快く思っては
いない。やがて不祥事が起き、女性タレントだけでなく、一同に誹謗中傷、しっぺ
返しの嵐が吹き荒れて。
装わず、赤裸々に、価値観の荒れ模様で揺れる人間を描く群像劇。モロモロ痛く
面白く、味わいあり。前半はスキャンダルを核に、青春残酷劇、復讐劇をミックス
アップ。リアルでテンポの良い会話、チャキチャキと小気味よい舞台展開、芸能界
スキャンダルネタで（黒い）快感を呼び。2階建てを活かした、劇的な「雨」演出に
ニヤリ。美醜表裏一体で松尾スズキかと。派手な立場の中の人、素の心中を丁寧に
細やかに描いていているのに好感。後半は謝罪の光景を種々見せて、人間性を露出。
その中でも、女性タレント・香の場の演出が体験型で工夫、ぶち込んでくる恒松祐里
には圧倒され。どちらかというとスッとした若手と、ゴリッとしたベテランキャラの
対比、ダブルバインドが○。そこら風間杜夫様のコクのある演技は貴重。日高ボブ美
姐のコメディアンヌぶりもまた。
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