＠初台 新国立劇場小劇場(2024/04/13-05/06 14ステージ)
全指定 A席7700円 B席3300円 U25(A席)3500円 Z席1650円
セット券 フルセット(デカローグ1～10)31500円ほか
原作：クシシュトフ・キェシロフスキ、クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳：久山宏一 上演台本：須貝 英 演出：(A)小川絵梨子 (B)上村聡史
美術：針生 康 映像：栗山聡之 照明：松本大介 音楽：阿部海太郎
音響：加藤 温 衣裳：前田文子 ヘアメイク：鎌田直樹
演出助手：(A)長町多寿子 (B)西 祐子、中嶋彩乃
舞台監督：濵野貴彦 清水浩志 総合舞台監督：齋藤英明
制作：永田聖子、中柄毅志、伊澤雅子 プロデューサー：茂木令子、三崎力
後援：ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター 主催：新国立劇場
プログラム A
デカローグ 1「ある運命に関する物語」50分
ノゾエ征爾[はえぎわ]：クシシュトフ（言語学の教授。パヴェウの父）
石井舜 ：パヴェウ（12歳になる少年）
高橋惠子：イレナ（パヴェウの伯母）
浅野令子：エヴァ・イェジェルスカ、英語教師(声のみ)、群衆
鈴木勝大：隣人の夫婦、群衆
森川由樹：隣人の夫婦、群衆
チョウ ヨンホ：近所の住人、群衆
木下希羽（交互出演 宮下楽七）：オラ
関大輝（交互出演 片岡蒼哉）：ヤツェク
亀田佳明：男
デカローグ 3「あるクリスマス・イヴに関する物語」46分
千葉哲也：ヤヌシュ（タクシー運転手）
小島聖 ：エヴァ（ヤヌシュの元恋人）
ノゾエ征爾：クシシュトフ
鈴木勝大：酔っ払いの男性、当直医2、警官1
浅野令子：ヤヌシュの妻
チョウ ヨンホ：当直医1、警官2、看守
森川由樹：当直医3、受付(声のみ)、駅員
関大輝（交互出演 片岡蒼哉）：アントシ、子供2
木下希羽（交互出演 宮下楽七）：カシャ 、子供1
2024/04/20(土)夏日 5:30-7:26PM(50/休20/46)最前方下手 客席8割（250人？）
客層：大人、シニアより2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策、手指消毒任意。最前B1列、最後尾2，3列に空席。Z席は満員。
当日パンフ A4 1枚 全話の相関図付き。物販。パンフ B5 1000円、ステッカー？。
カーテンコール各1回。
ポーランドの映画監督クシシュトフ・キェシロフスキ 1988年制作のTVシリーズ、
その後劇場公開された作品の舞台化。同じ大型団地に住む住人達のオムニバス10編。
政治的な事柄等固有の描写はなく、市井のままならぬ人生の時を描いて普遍的。
舞台。シースルーの現代的な2階建てアパート。横幅一杯のBプロから縦横視点を
変えた格好。中央上手よりにアパート、1室と戸外の階段と遊び場、エレベータ。
左右に広く戸外スペース。背面スクリーンやアパートに風景ら投影。
デカローグ 1「ある運命に関する物語」
お話。息子と2人暮らしの大学教授の男。無神論者の彼は息子から死を問われても、
上っ面しか答えられない。そんなある日、近所の池に張った氷の厚さを計算、
スケートをしても安全と割り出したことから息子は…。
残酷だけど、加飾なく装わず、寄り添うように描いて信じられるドラマ。宗教色が
薄く、理想と現実のせめぎ合いをシビアに描いて、ガツンとくる。災禍や不幸の
記憶は客席にも響くところ大。ノゾエ征爾さんのストレートプレイに胸を打たれる
ねこ。
デカローグ 3「あるクリスマス・イヴに関する物語」
お話。家族とイブの夜を過ごす男の元へかつての恋人から緊急電話。連れ合いが行方
不明になったので一緒に探してくれという。妻に嘘をいい、共に深夜の街を彷徨う
ことになるが。
どういうことですかな問題作。破滅型の女と寛容・責任感が強すぎる男の危険な道中
に目を白黒。内の柔らかい部分は後知られるけど…。小島聖、千葉哲也の2人が
演じるとこれはこれでありかなと思えるという妙。エピソード1の登場人物がドラマを
背負って行き過ぎるのも印象。
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