＠下北沢 ザ・スズナリ(2024/08/03-12 10ステージ)
全指定 前売・当日共通5800円
作・演出：竹内銃一郎 美術：長田佳代子 照明：岩品式題 音響：高塩顕
舞台監督：清水浩志 宣伝美術:坂本志保 制作デスク：大島さつき
作曲：近藤南美、寺地友子 制作：大失亜由美
製作： (株)M&O plays
出演：
佐野史郎：仲光タクミ（米子の時計修理店「コスモス」主人)
広岡由里子：川北あずき（米子商店街でブティックを経営。タクミのいとこ)
佃典彦 ：安藤シンゴ（「コスモス」の客、タクミに奇妙な依頼をする)
土本燈子：ゆうき（あずきのひとり娘。友人と劇団を立ち上げている)
北澤響 ：こだま（ゆうきと高校時代から劇団活動を続けている。)
佐々木春香(Wキャスト北村優衣) ：まりあ（シンゴの娘。)
2024/08/05(月)夏日 6:03-7:48PM(1'42)中段上手 客席ほぼ満員(110人)
客層：2世代 ベテラン中心 女性過半数。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。全クッション追加 低椅子2列、パイプ椅子8列。
D?から段差あり。下手寄りの前後と前方に横通路あり。当日パンフ B5 3ページ。
物販。竹内銃一郎戯曲集成 今作品を含む最新刊。カーテンコール1回3分。
20年振り最新最終、竹内銃一郎さんの新作を久々に観るねこ。
舞台。中央壁に動かない時計盤。に始まり、下手壁に15、上手奥に1の大小時計。
上手窓際に作業机、下手に大テーブル、丸椅子と背もたれ付き4。出入口は正面に
斜に2か所、上手は玄関に通じ。
お話。鳥取米子。開店休業な時計店に名古屋から時計修理を依頼に来た男あり。
やがて突拍子のない頼み事を持ち出してきて。
楽しく愛おしい一時。今と、今から見た追想を重ねていく会話劇。判りやすく解像度
を上げた生々しい再現ではなく、フランクな中も悔恨、恩讐や欲望の念がちらり
含ませつつ昇華（は言い過ぎか）したもの。老境の佐野さん、ベテランな広岡さん、
佃さんの交わしあいが素敵に嬉しいねこ。映画（ミツバチのささやき〜瞳をとじて）
や演劇（竹内さん旧作の劇中劇あり）のこれもまた重なりも味わい。ベテランと
若手の絡みが闊達、新鮮。土本さんの独特の落語で言うフラがある演技が好き。
広岡さんのおとぼけは健在、幸せな気持ちになるねこ。
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