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＠仙川 調布市せんがわ劇場（2025/05/24 各1ステージ）
全指定 5団体通しチケット 会員2200円 一般3000円
応援チケット 5000円 御礼…お名前の館内掲示（コンクール開催の二日間）
これからも応援チケット 10000円 御礼…お名前の館内掲示（コンクール開催の
二日間）、第15回のグランプリ・オーディエンス賞受賞公演への招待〉
1団体チケット 会員500円 一般700円
コンクール1日目
13:30 よた「曖昧な朝、海に向かって」(東京）
15:00 老若男女未来学園「もういい、俺は死後評価されるタイプの芸術家で」（東京・愛知）
16:30 7度「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」（東京）
コンクール2日目
11:30 劇団不労社「サイキック・サイファー」（京都）
13:00 お寿司「おすしえジプト」(京都）
15:30 表彰式
グランプリ 7度（東京都）「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」
オーディエンス賞 劇団不労社（京都府）「サイキック・サイファー」
俳優賞 山口真由（7度「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」）
劇作家賞 南野詩恵（お寿司「おすしえジプト」）
演出家賞 伊藤全記（7度「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」）
・よた「曖昧な朝、海に向かって」
作・演出：上村陽太郎 演出助手：藤田澪(ひなたごっこ) 舞台監督：本庄陸人
舞台部：新保大河 音響：福田彩花 照明：菊地柚花 美術：佐々木詩帆
映像：杉本貴紀
出演：
岩﨑ユウナ[ピトゥール]、津田祐樹、角田大知、穂高
・老若男女未来学園「もういい、俺は死後評価されるタイプの芸術家で」
作・演出：森悟 コンセプト設計：老若男女未来学園技術部
音楽・サウンドデザイン：nekami 照明：うめだ エンジニアリング：まこぼうず
舞台監督：山田碩人 スーパーバイザー：金内健樹[盛夏火]
出演：
掛橋浩美、相根優貴、森悟
・7度「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」
作：山口真由 演出：伊藤全記 照明：三枝淳 音響：金子翔一(DISCOLOR Company)
舞台監督：佐藤幸美(株式会社ステージワークURAK)
稽古場オブザーバー：山近三貴（碗プロダクション）
出演：
鄭亜美[青年団]、山口真由[7度]
2025/05/24(土）曇|小雨 1:30-5:06PM(内訳下記）中段下手 客席ほぼ満員（80人）
客層:3世代 男性過半数。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。15分前開場 電子と実券で受付分け。通常客席。
当日パンフ A4 3ページ 物販なし。
・よた「曖昧な朝、海に向かって」1:30-2:08PM(38)
舞台。2曲屏風状フレーム装置が2つ。通路、車などに見立て。椅子幾つか。
お話。風景、思い出が消えるのを危惧する人、また消えることをポジションに捉える人
らの友人との対話。
無対象演技、ループ、一拍置いて発話らのコピースタイル。不安抱え、先を見ることに
駆られることを重くなく表し。若い人達は大変だなと。全体、冗長に感じるのが難。
・老若男女未来学園「もういい、俺は死後評価されるタイプの芸術家で」
3:00-3:32PM(32)
舞台。天井から黄土色のダンボール板4が吊られ、パチンコ玉？が不定期に舞台面に
落ち、鋭い音が響かせる。
お話。目覚まし時計（時間という概念）でなく自動カーテン（朝日の実感）で目覚め
たいという女性は規律、フィクションに疑念、演劇のスタイルも疑う。真実と冗談
（真実の別の顔）の二極を信奉したいと言う男性にももの申す。
メタフィクション、異化効果、不条理と演劇らしい道具立てもごり押しはせず。
賢く、遊び心もって、軽やかな現代口語での会話スタイルに好感。
・7度「いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー」4:30-5:06PM(36)
舞台。講演場設え、朱色の丸ラグ、傍らに置き台・ペットボトル。朱色上着＋緑色
スカートの女性が立つ。
お話。劇場からのオファー、共有できる内容＝来るべき死、埋葬のこと。子供の頃、
学校で虫等の埋葬係り、墓石は拾った石にマジック書き、そこで初めて名を与えた。
墓石は集まってモニュメントとなったが、終わりの時を迎えて。
クスクス笑いを誘う導入、アシスタント・妹役鄭亜美の愛嬌ある演技もあいまって、
親しみやすく進行。虫の埋葬は人や身内の埋葬にシームレスに転じていく不思議。
魔術的で白昼夢をみているが如し。語りと照明の力と技が強い印象を残す一編。