第三舞台「リレイヤーIII」
＠池袋・サンシャイン劇場（9/3-10/10 39ステージ）
全指定 前売り当日共1F:5000、2F:4000
作・演出：鴻上尚史 出演：大高洋夫、小須田康人、京晋佑、長野里美、西牟田恵
ほか 全１０名
1996/9/22(日)颱風一過快晴・月が綺麗 7:35-9:40PM 1F最前列から 客席満員(840人)
客層：（20〜）３０才代寄り。女性過半数。 客入れ：特記なし。
舞台。メタルカラーぽいタイルを貼ったような壁。あとは移動式カウンター位。
お話。かつてあった劇団を思い出だけでなく再生しようとする男。解散の原因と
もなった内幕劇。現実とオーバーラップしていく、芝居を回想する多層なしかけ
'83,'85公演（未見）の改訂再演。初演観なくてよかったかも。切なくてたまら
なくなったろうから。これって今の第三舞台のよう。役者が成長、外部にでて出
演できなくなる。作品も・・。劇団は、時は、作品に追いついたのね。鴻上さん
って、戯曲賞とってから新作書いてたかしら。心配。再演そのものはいいけど、
書くことは続けてほしいねこ。
ラスト。過去に癒やしを見いだす！？主人公。そうなら、今に絶望するより酷い
優しさ。でも行方しれずで答えはなし。それって希望の兆しもあるってこと。
パンフの役者所属一覧のことが、芝居とダブってくる。新たな展開の可能性とと
っていいのかしら。そう願いたいねこ。
芝居は安心して見られて、楽しめて○。お話は新味ないけど、役者と演出がこな
れてグー。吊り橋渡りエチュードなんて、真剣に遊びをやってくれるのが嬉しい
役者。長野里美さん。間近で見られて嬉しい。しっとりとお茶目にも演じてて◎
小須田康人さん。クールな役より、ギャグやってる水を得た魚？具合が◎。大高
洋夫さん。この人がいれば、第三舞台は第三舞台。好きというより、尊敬みたい
な。京晋佑さん。和むねこ。西牟田恵さん。お御足が。そっちにばかり目がゆく
のが悲しいねこ。笑顔が開けっぴろげで○。新人だと。松田憲侍さん。微笑みを
残したような、人なつこい表情が好き。しかし、パンフの役者写真は、相変わら
ず綺麗。これだけで惚れちゃうかも。
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