東京オレンジ「SCORPION」
＠恵比寿・イーストギャラリー(1996/11/28-12/4 9ステージ)
全自由 前売り2500当日2800
構成・演出：横山仁一
出演：堺雅人、対馬陽子、泉陽二、北沢聡 他全17名
1996/11/30(土)曇り 3:00ｰ5:00pm 中段より 客席８割（170人）
客層：20歳代中心。女性過半数。おやじは少ない感じ。
客入れ：きちんと整列誘導あり。場内トイレが狭いなどのアナウンスはうるさい
ほど丁寧。ベンチ席、階段状。客席が劇場の半分くらい占有。ちともっ
たいない。席詰めにも、従順なお客。さすがテント馴れ。
大隈裏の劇研アトリエ（テント）から、初の外部劇場進出。
舞台。板敷き。ログハウスの居間風、横長。前方に広い砂場と思ったら、ボツ原
稿捨て場。中段の三つ穴含めて、歩き難かろう舞台。登場、引っ込みに効果的使
用。全体印象はテント舞台と変わらず。もっとたっぷり使ってもと思うねこ。
お話。「華麗なるギャツビー」のフィッツジェラルド。彼のつかの間の栄光とその後
の悲劇をモチーフらしい。舞台は一発ベストセラー作家の別荘。彼がショーパブ？
の連中に、場所に貸したことに始まる。
うーん、よくわからず。過去の栄光にうらぶれる作家、べたなネタを掛ける駆け
出しの若い芸人たち。それらは再起への作家の夢、それもまた彼を知る芸人の
夢な多層構造、らしい。その道具立ては伺えるけど、それだけって感じ。展開が？
後半は、戦いがモチーフ。結局、奮い立ったんでしょうか。何故か？、うーん。
あと、もひとつの笑いと、時折見せる直球な軋轢にちと疲れちゃったねこ。装置の
穴やダンスを織り込んだ展開とか、いろいろやってはいるんだけどなあ。
堺さん、相変わらずかっこいい。ダークなコート、木刀背負っての立ち姿なんて、
ホント絵になる。飛龍伝なんて、ぴったりきそう。動きも切れもあるし。なんか
もったいないなあ。
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