東京タンバリン「Sand-Wich」
＠高円寺・明石スタジオ (1999/1/14-17 7ステージ) 全自由前売り当日2500
作・演出：高井浩子 照明：柳本友紀 音響：中平美紀 舞台装置：横田修
映像：吉田衣里[げんこつ団] 制作：中島敦子ほか
出演：
足立誠 [青年団]（病気自慢、課長、護国寺）
伊藤季久男 （白黒どっちでもいい、仙石）
仙波豊喜 （まじめにしてるのにぱっとしない、品川）
辻修人 [動物電気]（さして重要でない仕事ばかり、でもヒットする、小平）
永井秀樹 [青年団]（転属してきたばかり、なんか置いてきぼり、森下）
1999/1/17(日)晴れ 6:05-7:10PM(1'05) 前方より 客席超満員(90？人)
客層：２０才代男女中心。女性過半数。
客入れ：詰めお願いあり。前方に座布団桟敷追加。正面壁なスクリーンに砂漠、
パンやら画像とSAND-WITHの文字が縦横スクロールする映像。
初見。主宰の高井さんは、昔青年団にいた人とのこと。
舞台。オフィスの休憩場所？。すっきり明るいな。前方、両端が丸い長テーブルと
椅子。上にパンをいれたでかプラ容器、パームツリーのほこり取り。その後ろは
一段高く、上手に小階段。下手に天井まで赤い丸柱。両袖の壁はブルー。角には
観葉植物がいくつか置かれ。
お話。パン製造会社の新製品企画室。デジャブでみた新人がきたり、置いた荷物
がもっていかれたり、アマリリスの歌詞や名前が思い出せなかったり、カラオケ
いって社会人を感じたり、思わずそれを思い出しちゃったり、ホモ達に誤解？
されたり、自分だけ符丁で会話できなかったり、砂になる奇病が社内で伝染したり
感染した社員がアマリリスを縦笛で吹く社員たちの幻覚をみたり、結局死んだ
社員とうりふたつの社員が新任したり、などなど。そんな日常と非日常をぱたぱた
しながらも、さらりと描く。
すっとぼけたずれ具合があれこれ。くすくす笑いねこ。ありそうでない日常と得体
の知れない非日常、やたらまんまな会社生活がなんでもなく同居、ちょっと違和感
があっていい感じ。すらり、ドライな味わいもあって、宮沢章夫作品をちと彷彿。
これで展開がたまに破綻したり、怒涛のように畳み掛けたりと、リズムに変化が
出るとさらに面白そう。役者紹介やどこでもレーズンパンがあります映像はげんこつ団
の吉田衣里さんによるもの、レベル高くて○。上演時間1時間強は足りないくらいで
丁度いい感じ。
役者。辻さん。余裕があるのかないのかわからない、マイペース演技が浮いてて○
永井さん。たまに見せる不可思議顔やら、表情変化○。
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