つめきり ななつめ公演「割箸文庫」
＠アイピット目白 (2000/2/2-6 7ステージ)
全自由 前売り1,500円 当日1,800円
作・演出：三谷麻里子 照明プラン：クールステージライティング
照明オペ：小川景子 音響：山下菜美子 大道具：D.G.工房
衣装：いのくちあきこ、青木舞、岸田朋子、速水由樹 舞台監督：高木俊介
宣伝美術：鈴木いずみ 擬斗：薫谷壷樹？[ElectraOVERDRIVE]
制作：飯田久里子、幸田亜姫[ク−ルステ−ジ] プロデューサー：市ケ谷昌典
出演：
・第１話
岸田朋子：玉川三千花（オタク女子高生） 小野瀬誠：佐伯くん（玉川彼氏）
田辺麻美：ハナ（いじめっ子）難波美恵：ユズキ（ハナ友）相馬佐江子：太田（←）
富岡晃一郎：横田（男と認められてないクラスメート）萩原孝之：ミツハシ（←）
村中雅子：先生（バニースタイル近接）
いのくちあきこ：レーカ（玉川の友達で天敵）福永光宏：サザン（レーカの下僕）
足立道彦：ジャズ（←、やたら声がいい）
・第２話
富岡晃一郎：三野村（大学生。風邪でダウン） 相馬佐江子：大川（三野村のなり
たて彼女） 萩原孝之：柿原（２人の友達）
・第３話
田辺麻美：直子（自閉してる子） 難波美恵：Ａ（いいことを考えるのが好き）
村中雅子：Ｂ（←） 岸田朋子：Ｃ（悪いことを考えるのが好き）
萩原孝之：男１（普通にアプローチ） 福永光宏：男２（直裁にアプローチ）
足立道彦：男３
・第４話
福永光宏：天の川翔（父） 難波美恵：笹子（母）いのくちあきこ：コヨミ（祖母）
小野瀬誠：渡（長男） 足立道彦：通（次男） 田辺麻美：貯水（長女）
村中雅子：しな子（次男の嫁）
2000/2/4(金)晴れ 7:40-8:50PM(1'10) 前方より 客席満員(90?人)
客層：10？-20才代ほとんど。女性７割。出演者と同じくらい年代。
客入れ：30名ほどでもきちんと整理番号順に整列、前詰め。きまじめな客入れなり。
場内誘導随時。折り込みパンフ。作家挨拶、キャストと作品への作家の一言収録。
物販。パンフなし。過去チラシを手がけたデザイナーのポストカード(150円）、
カレンダー(1000円）。アンケートを書いてくれた人から抽選。カブのやべ、赤道の
吉田と三谷の共同ミニ台本をプレゼント。劇場ロビーと階段に、役者や友人達の
イラスト展示。また、目白駅構内にも公演案内の掲示あり。
初見。カブと一緒の事務所。作家、役者も同年代のよう。
舞台。大胆にモスカラー・カラフル色。白枠ドアがオレンジ、壁がモスグリーン、
階段が朱とか。手前がコの字に切りかかれ、床芝居。後方席からちゃんと見られた
かしら。
お話。１話。かっこいい佐伯くん、実はロボット。私が造ったのよ、誰も知らない
けどね。リモコン（ハートマーク）で好き好きに。でも、佐伯くんかっこいいもの
だから、もてもてなのが困り者。いいけど悪い、困ったものだ。どうして、みんな
マンガを描くより、ロボット造りの方が楽しいのがわからないの？。そんな処に
呼んでもいないのに、天敵レーカから学園来襲の電話。まずいぞ、嵐が吹くぞ。
と思った通り、佐伯くん乗っ取られて自分と対決する哀しい羽目に。造り手のほうが
強いの原則で壊しちゃう。どうしよう、思い出のメモリーも全部消去。もう哀しくて
仕方ないよ。
２話。夏風邪引いた、三野村くんの所に、できたて恋人の大川来訪。見舞いだ！！
っと意気込むけど、さてどうしたものか。いつのまにか喧嘩模様。それを友達に
携帯でメールしよう、ってなんなんだよ。と気まずい処に友達が様子を見にやって
きて、また報告。するなって。いい感じの写真撮ろうと演出したり。うーん、嵐が
過ぎてぽけらんと２人。ちょっと互いに気遣って、うんまたねとさようなら。
３話。直子は困ってる。言葉は暴力、なのにどうして私に酷いことをいうの。男の
子は紳士な物言いの子もいる。けど、ストレートにsexを語る子もいてどうして？。
もう２人の自分は、かわいいものやいいことを考えるのが好き。そこに嫌いな人を
殺すことを考えるのが好きな自分がやってきて、不協和音。直子は自分と折り合い
がつかない。いっそ狂ってしまえればいいのに、と拳で自分をぼこぼこ、繰り返し。
４話。大晦日。天の川家は大掃除で大わらわ。一家総出でどたばた、慌ただしい。
とあれこれと、除夜の鐘。停電。YKK？、おばあちゃんそれはY2K。あけまして
おめでとうございます。前回公演の続きとか。
ファニーな顔でちょっとシニカル。斜に見ちゃうのは、だって直球じゃ恥ずかしい。
決めつけに見通されちゃうのは情けない。かわいいのは好きだけど、おばかは
いや。時折覗く危うさ、素直になりたい気持ちに若さな輝きあり。
シニカル、等身大自然体（くずれか）、内省、スラップスティックととりどり味わい。
一粒で四度美味しいオムニバス。初見ねこにはうれしい「見本？」市。基調に上記の
繊細な気持ちの行き交いがあって、ほんのり余韻あり。軽やかな会話のセンスも○。
これから、どうなるか楽しみねこ。
役者。なんかそのまんまな感じ、にメリハリ添えて一ひねり。足立君とか、つっこ
み易い役者に親しみねこ。
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