＠新宿 THEATER/TOPS（2001/1/24-31 11ステージ）
全指定 前売4,300円 当日4,500円 当日ベンチ席3,200円 立見3,000円
作・演出：劇団ダンダンブエノ、林邦應[I.O.H]、近藤芳正
舞台美術：キヤマ晃二 照明：佐藤公穂 音響：鹿野英之[オフィス新音]
衣装：花谷律子 舞台監督：村岡晋 宣伝美術：高橋雅之[タカハシデザイン室]
制作：江口紀子、浅井美衣、小笠原奈穂 製作：近藤芳正
歌編曲：鎌田雅人 歌唱指導：佐渡寧子
映像ディレクター：吉國勲 映像カメラマン：権藤秀和、八嶋智人
映像出演：谷野義弘、梁瀬憲光、嶋田信吾、水間詠子、上岡雅子
振付：依田朋子 サイドダンサー：山根祐夫、川原洋子
声の出演：林邦應、依田朋子、朝倉伸二、おかやまはじめ、八嶋智人
出演：
酒井敏也 ：高井望（ジムの生徒。こまっちゃう変人）
山西惇[劇団そとばこまち] ：坂下歩（ジムのコーチ。貧弱）
近藤芳正 ：瀬戸実（ジムの生徒。シニカル）
阿部 寛 ：神辺明（ジムの新しい生徒。楽しませてくれる変人）
谷川清美[演劇集団円] ：瀬戸輝子（実の妻）
2001/1/25（木）雨 7:35-9:10PM(1'30) 上手より立見 客席超満員(140人)
客層：20-30才代中心。女性過半数。役者さんとかちらほら結構。
客入れ：当日券。１Ｆに２０枚と表示。開演１時間前から販売、２０人強列。
最前列ベンチ10、後方座布団6、立ち見8。辛さの分だけ割り引いてくれる配慮あり。
キャンセル待ちは４名、本席とれた人、立ち見の人、全員入場。折り込みパンフ。
劇団名の由来、劇団員はだれ？について。物販。CDサイズパンフ(500円)。
濃い場所での写真。対談収録。3/28深夜日テレで放映ありとか。
近藤芳正さんがいいだしっぺのお友達役者を集めてのこれっきり劇団、旗揚げ下げ
？！公演。
舞台。スポーツジム、リアルなロッカールーム。三方の壁に８個ずつロッカー。
マッチョな男ポスターがあったり、ボディビルの？。上には靴箱やお菓子のブリキ
缶、あとお菓子やお菓子と食べ物散在。コンクリの壁には配線管まであって、
リアルこだわり。中央に頑丈足のベンチ。客席下手に鏡がある設定。上手手前に
シャワールーム、下手奥に出入り口扉。
お話。ボディビルジム。「入門者コース」の生徒はやさしいコーチの指導で地味に
トレーニング。おかげで、虚弱体質継続。まあ、やめられたり、怪我されては困る
し、とコーチ自ら及び腰。精神肉体とも疑問形な生徒はぬるま湯で大満足だし。
なんだか、ダメ人間ばかりで、は〜終わってますね状態。新入りの男（近藤）は
失敗したなあと思いつつ、ずるずるだめぶり。そこに場違いなナイスガイ登場。
ちょっと恐くて変だけど。ヒートアップした処にナイスガイがもってきた提案と
いうのが。
愉快なキャラ芝居。くせと個性をつく込んで伏線化、ちりばめ拾い上げては笑い。
役者生来の持ち味もつっこみ所に活かしつつ、相乗効果。これでもかの畳みかけ、
あーいえばこういう応酬に場内笑い絶えず。ラストはI.O.Hらしく人情芝居をぽろり
ほろり、とまとめてお茶の間いい話。ナンだ〜まとめちゃったよ、と不満もいい
気分ねこ。全体、よってたかっておもしろくしちゃってる成果○。遊んでる映像は
愉快テンポを崩さず。冷静にみると、捻りも練りも△だけど、受けちゃたねこ。
いやー、こまっち。
役者。とりわけのナイスガイ・阿部寛さん。生活に必要がないアイテム作りすぎ。
怖くて愉快な顔、無駄にセクシーな上半身、○○への動物的執着とか。半端な
唯我独尊ぶりを、脱力NO.1酒井さんと競いつつ、ギャグキャラ、もう奇面組状態。
翻弄されるキャラ山西、シニカルだけど口だけ？近藤との体温違いも○。とっちら
かってる・谷川さん、愛らしく紅一点。
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