＠神楽坂 die pratze(2001/12/28-29 3ステージ)
http://www.ask.ne.jp/~pratze/
全自由 前売り当日共2800円 フェス５回券10000円
出演：室伏鴻、山崎広太[元・山崎広太 rosy Co.,
]
2001/12/29(土)晴 7:35-8:45PM(30/15/25) 中段より 客席超満員（120?人）
客層：20-30才代中心、男女半々。おじさん結構。パフォーマぽい人結構。
客入れ：てきぱき誘導、きっちり詰めて超満員。パイプ椅子6列、桟敷2列。
折り込みパンフ。A5 3ページ。出演者予定掲載。山崎。2,3月振付、8-9月
オンケンセン演出「ハムレット」出演＠デンマーク。6,11月ユニット公演。
室伏。1-10月メキシコ、北米プロジェクト公演参加、12月インド公演参加。
カンパニー解散後の山崎広太と、ねこは知らない室伏鴻の特別プログラム。
60人キャパの会場は、ダンスファンと関係者で足の踏み場もない大盛況。
構成。１山崎ソロ(30分)、２室伏ソロ(15分）、３二人のコラボレーション(25分)を
連続してみせ。音楽、照明ときっかけは決まってて、あとはダンスは即興、なのかな。
１山崎ソロ 赤い腰巻き、上半身裸、額とか赤い線の舞踏家装い。4回ほど音楽変え。
ドラムンベースにしても全体ゆったり目にして。イソギンチャクのように手と上半身
で泳ぐような動き。つま先立ちで捕集の仕草。首を手刀で切って、ぶっ倒れ、ばたつき。
壁により掛かってくねくね。バカ殿な表情まるだしで右往左往、カエル歩き。など。
２室伏ソロ 上下黒衣、剃髪姿。中央スポット。光に押しつぶされ、それに抗うかの
ように呻きながら、立ち上がろうとする。息苦しそうにゆったり歩く。柱にぶつかり。
ぶつぶつ語り。これ、柱ってんだあ。柱にかじりつく。こんなん誰が教えたんだ。
麻薬が吸いてえ、メキシコいくよ。しゅっと息をはいて、後ろ向き。壁沿いに歩く。
３コラボ 下手から、山崎飛びだし。頭にオレンジの飾りをつけて、ますますバカ殿。
ピポプと意味不明な言葉を交えながら、ばたばた。室伏にまだ日本語だなとつっこまれ。
以下、山崎＝ぼけ、室伏＝つっこみにダンスしながら、会話やりとり。格闘技に、腹を
つき合わせてガチンコ勝負姿勢。室伏の足をくすぐって、山崎卑怯。犬になって息を
荒げる山崎。室伏、後ろについて、指を鳴らしてカウント。山崎踊り。下手、室伏を
椅子にして座り。室伏転がる、山崎も。もうなんか猿のようになる。泳ぐ、壁に激突
する。山崎ってもっとデリケートな人かと思ってたよ、と室伏のつっこみ。山崎、
ぶつぶつ。室伏。喘息の発作然。スポット、2灯のみ。離れて二人、小刻みに踊る。
山崎なにを思ったか、パンツを下げようとする。室伏にだめだとコメントされる。
全体に明るくなって。ガチンコに絡まり。意味不明のことをいいながら、二人かけず
り回る。止まって正面、シンメトリに片足立ち。室伏、倒れて、山崎に飛びかかる。
室伏、床でひきつけ、山崎、七転八倒。音楽やみ。室伏、水がないよとスポット明か
りをのぞき込み。山崎、いっちゃう？。踊りながら世間話。山崎。家の親父は生き
てるけど、子供をみとめていない。室伏。親父は昔新宿で金粉ショーをみて…。
暗転。まだやる？、もういい、とおしまい。
山崎のしなやかな肢体の動き、室伏の神秘的な抑制された動き、にふーんねこ。山崎
ソロの展開はちょっと単調、室伏ソロはこのまま続い鱈どうしよな、閉息感が、いい
やら悪いやら。病気ですか？な危うい室伏モノローグに思わず笑い。肉体酷使しつつ、
互いに毒を吐くギャップが、愉快なコラボ。（いい意味）ヨタで面白い。忘年会な
雰囲気なきにしもあらずだし。