＠下北沢 本多劇場(2005/4/27-5/1 6ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売3500円 当日3800円
作・演出：政岡泰志
舞台監督：松嵜耕治[至福団] 舞台美術：田中敏恵 大道具：横尾友広
照明：シミズトモヒサ 音響：田上篤志[at Sound] 選曲：小笠原静香
衣装：太田家世[自由創作師] 小道具：松浦孝行 宣伝美術：岡屋出海
制作：横内里穂 製作：動物電気
出演：
小林健一：のぼる（カレー店オーナー 腕はいいのにやるきなし）
森戸宏明：トラオ（のぼる友人 アニメおたくのホームレス）ほか
政岡泰志：タマ子
高橋拓自：テツジ（のぼる義弟 格闘家 のぼるの店を道場にしたい）、モガミほか
石崎和也：カツミ（のぼる義兄）ほか
伊藤美穂：ナオコ（カレー店ウェイトレス）
鬼頭真也：タカダ（カレー店コック）
多田淳之介：ミチル（テツジ友人 もてもて）ほか
芹澤セリコ：タキノ（のぼる見合い相手 眼鏡の大和撫子）
盛島仁：キリシマほか
中村まど加：マドカ
森山夕子：ユウコ
坪内有子：アリコ
石川明子：アッコ
馬場太郎：客ほか
辻修：タチバナ（警視庁特殊警察官）
松下幸史：警官
2005/4/30(土)晴 2:36-4:39PM(2'02) 中段より 客席7割(280?人)
客層：20-30歳代中心、女性過半数。小劇場役者ちらほら。
客入れ：最後尾4,5列に空席。チラシ厚めをゴム止め。折り込みパンフ。A4 4ページ
挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。8/20-28＠三鷹市芸術文化センター
「夏休みスペシャル おばけやら花火やら武将やら」。ほか下北沢カレー店手書き
マップ(クーポン付き）。物販。ビデオ、過去パンフ。
マイペースな彼らも、もう12年。ちょっと上を見るような、初本多劇場公演。
舞台。ゴミがいっぱい、オレンジ壁も煤けたカレー店。上方にはゴミ集積場の書き
割りを吊して、ちょっとやりすぎ。上手にカウンター席と厨房。ビーフカレー800円
ほか、お楽しみカレー1200円（おもしろくなるまで、ギャグをトッピング）。
中央。前に赤いチェックのテーブルと椅子1組。正面壁に化粧室と事務室。下手に
出入り口なガラス引き戸と路地。レジの前と後ろにはゴミの袋が山積み。
お話。もう10日も休業のカレー店。オーナーがぜんぜんやる気なしで寝てばかり。
時給2500円でとどまっているコックとウェイトレスは隠れてセックスの体たらく。
オーナーの楽しみは、自分と同じマンガ、アニメマニアのホームレスとのおしゃべ
り。そんなところへ、業を煮やした義父からの最後通告を、母親が告げにくる。
１ヶ月以内に店を繁盛させないと潰して、あなたには戦場へいってもらう。
戦場はいやだなと重い腰を上げるのだが、いまいち本気が見えない。その気になれば
うまいカレーが作れるオーナーなのに。さてどうなることやら。（でその後、
アニメオタクの女性と見合い、恋に至り、お友達ホームレスの情けなさに未来をみて
再起。よかったね。）
拡大公演もいつも通りで一安心。いい話に、懲りない遊びの数々がらしくて楽しい
ねこ。冒頭ギャグ「こんな友人がいたら」は、オムツ美男美女ら分かりやすい面白
さ。主人公にちなんで、マンガ、アニメねたあれこれ。よくわかんないけど、子供
なこだわりぶりに笑い。ぼけ間違いの小ねたは、アドリブを交えて結構自由。
肉体技もあいかわらず。男子（高橋さん中心）は脱いで体をはり、プロレス。女子
にも容赦なく、むしろ爽快。少年ならぬ青年の成長物語、昔少年マンガなポジティ
さですかっと納めて、心地よいねこ。
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