＠東向島 向島百花園・御成座敷(2007/10/13-14 2ステージ)
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html
入場料 予約2700円 当日3000円 墨田区在住・在勤者1000円引き
作・演出：山中正哉 企画・製作：柳澤明子
協力：NPO法人向島学会 現代美術製作所
助成：AIGすみだコミュニティ・プログラム 後援：墨田区
出演：
柳澤明子、原田優理子、山中正哉
2007/10/13(土)曇 6:04-6:40PM(36)後方 客席満員(32人)
客層：20-30歳代の多分コアなファン中心、男性過半数？。
客入れ：庭園入口で入場料払い、燈籠だけの道々は結構暗めで風情あり。チケットと
事前パンフなし（終演後のはあり）6+8畳座敷の後者に座布団座椅子とベンチを
設えて寄り合い気分。縁側廊下と庭も見込める場所が○。
物販なし。カーテンコールとくになし、終演後懇親会あり。
庭付き和室で小演劇、の場を得てのお得意パターン。
会場。燈籠とこどこ、とことこと夜の小道、虫の声を聴きながら、ぽつんと明かりの
玄関口。離れ家和室の奥。続き間の片方に座卓をおいて舞台スペース。縁側から
夜の庭が望め。劇中、猫ならぬパフォーマが提灯掲げ、草間の道をゆくのが見え隠れ
し。
お話。怪しい江戸弁・江戸っ子ばあさん？とお兄さん、雑記帳の記事をめぐって、
あーだこーだ。カフェの常連おじさん、商店街に流れる音楽のまったり加減、百物語
＠百花園、カフェの前身とゆかりの人、謎の音、下町だからと許されているところが
あるのも下町風、御輿の担ぐかけ声が人によって違う。などなど。そうこうすうる内
に鶴の居場所を尋ねて庭から来る謎の女性あり。いぬまに雑記帳を盗み見しようと
して、回りくどく接近。偽江戸っ子も自分勝手に記事を変えよう接近。百花園の40年
前、そして40年後のこと。
下町地区・向島に住んで一年、見聞きしたこと感じたことをあれこれ。歴史と雑感を
クールとコミカル・すっとこどっこいなやりとり混じりに対話。見知らぬ記憶の点描
が近しく、リアルに見えるような不思議。はたまた、訪れてくる目の前の人がつかみ
所のない不可思議。ふわりとした感触も体験と歴史の確かな手応えがあって芯はしっ
かり力強し。草木に秋の風情な場を味方に、想いと意志を滲ませて味わいあり。
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