[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 トリのマーク(通称)「マチルドハイタワー」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2008/5/31-6/1 4ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari/top.html
 全自由 前売2800円 当日3200円

 台詞・演出・音響・照明・美術:山中正哉 音響操作:坂本洵
 照明操作:原田優理子+出月勝彦 舞台監督:原田優理子+大畑麻衣子+藤田早織
 衣装・製作:柳澤明子 会場:中村智弓ほか
 出演(登場順):
 山中正哉
 川島むー
 大畑麻衣子(RAKUENOH+)
 櫻井拓見
 藤田早織
 柳澤明子

 2008/5/31(土)雨 4:02-4:55PM(53)壁沿い中央 客席9割(50人)
 客層:20-30才代中心、男子過半数。単独客多め。
 客入れ:通常客席と舞台を連ねたフリースペース。壁沿いにベンチと椅子2列、通常
 客席ひな壇に椅子5,6列。場所によって見え方違うお楽しみあり。折り込みチラシ
 少々。パンフ A5 3ページと小冊子。アンケートは、道の記憶収集版。物販未確認。
 カーテンコールなし。

 久々のスズナリ公演。
 会場。客席を取り払い、細長いたっぷり空間。板敷きの「道」が湾曲しながら前後、
 間にボールランプを街灯柱。壁際には薪がごろり。上方、シャツを連ね乾した列、
 3つ。

 お話。かなり昔に劇場だった場所、いまは建物の中に道が続いているというへんてこ
 訪ねてきた男性は癖のある人達に出会う。簡潔な生き方にこだわる関西弁の外国人。
 やけに切実な管理職員。操作する振りをする人。下の住み、同居人を煙たがる関西弁
 の外国人。問題を空振りする謎の老婆気取りの人。彼らは何者なのかしら。道の想い
 出語りを交えながら、未来の記憶話。

 未来の場所・劇場跡地に郷愁先取り。駅前の景色が変わり、下北沢再開発が現実の
 ものとなった今、感慨しきり。去来する珍なる人物は劇場がみた演劇の夢?。とり
 とめなさを楽しむも、調律もひとつの音楽のよに、個々のトーンの違いに戸惑う
 ねこ。前回よりなだらかになったものの、もっと空気感なり、同調してほしいところ
 やたら関西弁だったのは珍しくて、面白し。とんちんかんなやり取りの可笑しさは
 健在。柳澤さんの謎すらない謎かけとか、火を貸して=タバコじゃなく、そのまま
 とか。
 

[月間一覧