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 超歌劇団 第30回記念特別公演「大いなる淫跡(いんせき)

 @清澄白河 木場公園(2008/8/2-3 2ステージ)
 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index020.html
 全自由 前売1800円 当日2000円 水着着用200円引
  @静岡 駿府公園 7/19-21 3ステージ

 作・演出:うるけん一郎太
 制作:笹木良子 音響:笹木良子 メイク:真田万左美 特殊装置:鈴木創
 チラシ:馬走POM 美術:池ヶ谷馨 衣装:ハル美 ナレーション:弟埜鯉餡
 受付:池ヶ谷馨、魚人ごろー、馬走POM 音響オペ:笹木良子 装置移動:鈴木創
 写真集:笹木祐
 出演:
 堀田早樹子  :藤堂裕子(37曲署刑事)
 うるけん一郎太:桜 大門(37曲署刑事)
 ハル美    :徳田(特殊部隊)
 くるっぱぴっこ:おそうじおばさん
 味の素あーや :ドクターコパット
 鈴木創    :謎の男
 オマンサ タバサ[ゴキブリコンビナート]:ケミス(コパット用心棒)
 病気マン[ゴキブリコンビナート]:リー(コパット用心棒)

 2008/8/3(日)晴・猛暑 3:10-4:06PM(50)洪水上流側 客席ほぼ満員(34人)
 客層:ラフな格好の20-30歳代中心。男女半々。水着1名。ナイロン・廣川さんの姿も。
 客入れ:受付開場同時、当初5人ほど。濡れ防止のビニール袋、ビンゴ表を支給。
 女優・堀田早樹子サイン会開催中、サインと記念写真をしていただきましたねこ。
 露天にブルーシート仕切りの会場。6人3列の平台客席が対面で置かれ、中央が舞台。
 入口側が開いて、野外劇をみせ。開演前にうるけんさんから注意。水を半端なく使う
 、どの席でも絶対濡れる。5トン(千秋楽は1トン水増し)の水を流すので、靴もビニ
 ール袋に入れたほうがよく、荷物や体が流されないように注意(役者は流れてきたけど、
 お客は大丈夫、荷物は流された人あり) あと、客参加の手紙リレー、水鉄砲攻撃の
 練習。折り込みチラシなし。パンフ A4 3ページ。挨拶、今後の取り組み、スタッフ
 役者。次回公演。11/22-24新作@静岡 物販。CD 500?円 写真集500円 Tシャツ
 1500円ほか。 カーテンコール〜ビンゴ大会 4分。

 秘かで派手な夏の風物詩、静岡の超歌劇団 まじ野外劇。真昼の炎天下で露天に
 びびるも、森のおかげで直射はなく、助かりねこ。

 会場、装置。客席上に、攻撃用鉄の弾や水が入ったバケツ。役者が乗る自動車とヘリ
 コプターはでかい模型風。役者の上に倒壊・でも壁をスッポヌンケて大丈夫なスラッ
 プスティック・IS○TANビルの衝立ビル。お客参加の武器は水鉄砲、合図とともに
 役者(ていうかお客通し)に噴射。 そして、客席に洪水(総水量5トン)をみまう
 決壊ダム装置。荷物やサンダルは流され、役者は流れて、逃げ遅れた客はパンツまで
 びしょ濡れ(笑うしかなし)。

 お話。爆弾テロ事件犯を追う女刑事。カンのみで爆弾処理失敗、IS○TAN倒壊(女
 刑事は起ったまま、倒れる衝立ビルを突き破る)。次はビデオが送られて来(お客が
 手渡しでビデオ配達。犯人捜しで客いじり。サイン会場の写真が容疑者の手がかりと
 使われ、疑われ)。

 ビデオには頭が七色アフロのマッドサイエンティスト。風水でものを決めるといい、
 次の標的に駅を予告(なぜかビデオなのに、ライブで会話可能)。女刑事ととある
 事件から絆で結ばれた?オシャレな男デカは彼女の身を案じ。次の爆弾はあっさり
 男デカが発見、なぜかおそうじおばさんにアドバイスされるけど、解除失敗。特注品
 しか処理しない、特別部隊の女隊員が身を挺して処理(抱えて公園の彼方まで走り
 去る)。

 またビデオ、こんどはダムが標的。男デカが人質にとられ、ビデオに姿。帰ってきた
 特殊部隊、呼んでもいないお掃除おばさんをつれて急行(自動車装置にのって駆けて
 いく)。アジトでは、用心棒なケミスとリー(ケミストリーにコーラス)が返り討ち
 と出迎え。蛇遣いらしいが、東京コミックショー芸をして、アナコンダに巻かれて
 自滅。

 凶悪爆弾で脅すも、それでは自滅と諭され、マッドサイエンティストあっさり諦め。
 代わりに新型爆弾で脅すも、特殊部隊に奪われ(トスとパスしながら、走り去り、
 2人自爆) 悪の手先に墜ちたお客全員で、女刑事を水鉄砲ぜめ。黒幕は誰かで、
 男デカがあっさり正体見破られて晒し。ヘリコプターで逃げようとするところを、
 爆弾を弾頭にしたバズーカで発射、命中、墜落(鉄球を当てら瀕死の女刑事に代わっ
 て、水着のお客が発射。ヘリはうるけんさんをのせて、クレーンで吊り上げられ)。
 喜ぶのもつかの間、ヘリの墜落先はダム、決壊(で、客席にどっと水が流れ込んで
 きてパニック)結局、お掃除おばさん、実は警視総監が黒幕だったな、オチがつき。

 つっこみ処、楽しみどころ満載の体感型アミューズメント演劇。荒唐無稽、ショール
 でB級アクションな物語。動機がわかりやすそうで謎めく登場人物。いちいち段ボー
 ルで手製の小道具、走る自動車と飛ぶヘリ。そして、体感型の仕掛けと体を張った
 演技。どこをとっても、ぽきん金太郎と超歌劇団の持ち味発揮。屋台崩しを体感でき
 る、リアル・ダム決壊で客席水攻めには、うひゃーねこ。流れてきたオマンサタバサ
 病気マンのなさけないうつぶせの姿に苦笑。総立ち、濡れ鼠のお客達の困った高揚と
 一体感がまた楽しい処。
 

 
 受付テント内手前でサイン会。ブルーシートで囲った露天劇場。赤い自動車、(立看板な)
 倒壊する伊○丹ビル、(クレーンで浮上する)白いヘリコプターら装置 右手の林の向こうは
 ジブリ展開催中の東京都現代美術館

 
 女優・堀田早樹子サイン色紙

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