＠下北沢 駅前劇場(2009/10/1-6 ステージ)
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キープ席(劇団前売 一般3500円 高校生以下・シニア(60歳以上)1800円
10/1S,2M 2800円 自由席 前売予約とも3200円 当日3500円 高校生以下・シニア
1500円 10/1S,2M 2500円(杉並割引は併用不可)
脚本・演出：高井浩子
舞台監督：松下清永＋鴉屋 舞台美術：杉山至＋鴉屋 照明：橋本剛（colore）
音響：中村嘉宏 宣伝美術：清水つゆこ 制作：東京タンバリン
主催：東京タンバリン、（財）広島市文化財団、アステールプラザ（広島のみ）
出演：
・遺失物管理センターの人
瓜生和成 ：小日向
ミギタ明日香：橋本(時々中国人(ニセ)対応)
・建築事務所の人
森啓一郎 ：脇田（建築を熱く語る男)
青山隆之 ：水野（自信過剰の男）
大田景子 ：倉持（仕事一筋の女）
遠藤弘章 ：小池（世渡り上手の男）
青海衣央里：藤井（脇田の恋人）
坂田恭子 ：阿部（図々しい女）
寺内亜矢子：川嶋（バイトで残業NGの女）
・遺失物管理センターに来る人
千葉淳 ：トミー浜田(占い師)
田島冴香 ：おばさん、ケイ(自由なカップル)
森啓一郎 ：田代(小声)
柴田薫 ：マナ(自由なカップル)
大湯純一 ：そば屋(ロッカー)
2009/10/6(火)小雨 7:37-9:10PM(1'32)通常舞台下手奥 客席9割(70人)
客層：20-30才代中心、単独客多め。年配の方、数人。女性過半数。
客入れ：ビニール傘は間違えやすいと、番号札で預かり親切（ところが渡す際、幾人
か取り違えられてて混乱。なぜ？）通常舞台に客席を設けた対面客席、3+4列。奧側
が見易いと誘導(ほどなくどっちでもに変更。奥詰め誘導だった？）。舞台側は暑く
なるからと、扇子を配布。それほどでもなし。煙草芝居があることお断り。電子煙草
使えばいいのに。折り込みチラシそれなり、ビニール袋入り。パンフ A5 3ページ。
挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。3月enfants公演＠アトリエ春風舎。
物販 脚本?円。 カーテンコール1回1分。
久々に観るねこ。受付の高井浩子さんの笑顔変わらず。台風接近で一日中、におい
どころか本降り。
舞台。通常舞台に客席を設けて、センターステージ。目が合うと恥ずかしいスタジアム
客席。モノトーン市松模様の床に、群島のような三日月型のカウンター大小。左右
それぞれ中心に置かれ。天井と壁にメッシュの荷物置き場。傘や時計、生活小物が
とりどり。なんかグッズショップみたい。
お話。私鉄遺失物センターと建築事務所。人が無くすものはあれこれ。モノに限らず
、モラル、人望、希望、そして恋。欲望と喪失感、無くして初めて見つけるものの
仄かな喜びと傷み。
リアルな会話とカットバック演出で描く、追想劇。慎みと優しさを無くした会社地獄
と、突拍子ない人物がコミカルな遺失物センター天国を切り替え、シーソーバランス。
出会うはずがない両者が、傷心転職の中年建築家をキーに出会う意外展開。名短編な
鮮やかなエピソードを散りばめ、台本巧者健在。建築家が密かに思う兄嫁への思いと
顛末を、女性が遺失した傘との哀しい出会いに重ねたりとか、ぐっとくるねこ。
ダンス場面は変わらずあり、テープ巻き戻し早送りな場面展開で活用。潮流のように
対角を移動、途中群島な職場で滞留する導線とも、動きがある演出で面白し。
役者。みな達者でバランス良好。曲者な遺失物センター職員、ミギタ明日香さん。
やや枯れた風情、古参の瓜生和成さん。が印象。
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