＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2006/1/25-29 7ステージ）
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全自由 一般3800円、学生割引（19歳以上）杉並区民割引3500円
高校生・シルバー割引（高校生以下・60歳以上）3000円
作･演出：高井浩子
舞台監督：松下清永 照明：橋本剛[colore] 音響：中村嘉宏[atSound]
舞台美術：鈴木健介[青年団] 装置：大津英輔
衣装協力：木村春子[衣匠也]、吉田健太郎[衣匠也]、板倉香子
舞台監督助手：甲賀亮 宣伝美術：清水つゆこ 舞台写真：青木司
制作：東京タンバリン
財団法人東京都歴史文化財団、平成17年度創造活動支援事業
協力：にしすがも創造舎（豊島区芸術文化創造支援活動）
出演：下記
2006/1/29(日)晴 2:08-4:07PM(1'57) 後方より 客席満員（200人）
客層：20-30歳代中心、学生も多そう。男女半々。
客入れ：整理番号付きなるも開場時50人ほど。しだい埋まる客席。高さのある舞台
なので、見やすい後方席へ誘導。全椅子席。平床2、雛壇8列、バルコニー左右1列
折り込みチラシ 極厚1.5cm。袋にいれてほしいねこ。折り込みパンフA4 1枚。
配役、スタッフ、予定。次回公演。3/1,2＠杉並区役所ロビーにて短編。9/8-18
＠三鷹芸術センター 本公演。 物販。パンフ(A5 14ページ 600円)役者紹介中心
Ｔシャツ1300〜1700円。カーテンコール1回 告知含み2分。
久々にみたねこ。家庭内会話劇から社会派群像劇へと大きく冒険、意欲作となった
今回。昨年12月に、今回の役者を含む13人と劇団員で「デッサン」（ねこ未見）上演。
その続編？とか。
舞台。高さを活かした三層構成。青、緑、オレンジの舞台ブロックが集合。登場する
家族ら集団をそれぞれ配置。さらに上のキャットウォークを往来に設定。前方平床
含めて、５つの舞台で物語が併走する趣向。
お話。同時多発の集団自殺事件が起こる。同じサプリメントを飲んでいた。原因は
とある新興宗教団体？にあるらしい。遺族や関係者は「被害者の会」を結成、専門職
を活かして、裁判がための活動資金を集めていく。しかし、活動は本来の目的を失い
、上下の力関係が生まれ、宗教的な色取りが加わって…。
緻密な戦略、誠実な役者芝居で見事成った実験作。複数のステージを時系列にそって
綻びなく、連ねて展開。バックグラウンドで演技は同時進行、会話の言葉を呼応させ
たりの仕掛け、遊びをいれ。欠かさぬダンスとも、多視点な群像劇から観客の興味を
削がない工夫、随所。本と演出はもろん、スタッフとの綿密な連携でみせる、総合力が
発揮された舞台。挑戦する意欲と成果に拍手ねこ。小劇場演劇のできる個性派が
出過ぎることなく、アンサンブルに融和。
総じて誠心誠実、緊密な演技で演出に
応えてて、好感ねこ。
出演： ・増田家 増田 進 （健康食品会社課長 部長が自殺）：本間剛 増田麻寿美（その妻） ：柿丸美智恵 浅田修 （その息子 役者志望） ：遠藤弘章 ・小金井家 小金井壮一（喫茶店主 娘が自殺未遂で昏睡）：永井秀樹[青年団] 小金井光代（その妻） ：池谷のぶえ 小金井大樹（その息子 父と不仲） ：近藤智之 ・森谷家 森谷 勝（失業中 妻が自殺） ：田中龍 森谷 誠（その弟） ：岸建太朗 森谷由和（その娘 女子高生 独立希望） ：山本美月 飯塚洋子（由和の友達 誠と交際） ：坂田恭子 ・浅野家 浅野純子（雅ホステス・アイ 社長が自殺） ：長田奈麻[NYLON100℃] 浅野美奈子（その妹 ヨガインストラクター）：田端玲実[カムカムミニキーナ] ・クラブ「雅 みやび」 園田雅子（ママ 社長が自殺） ：須藤典子 堀越夏江（レナ ホステス） ：藤原千代 山川 透（ボーイ） ：佐々木光弘[猫☆魂] 山川 晃（ノゾミ ニューハーフ） ：高山のえみ ・劇団「大熊座」 大和田昇（座長 座付作演出家が自殺） ：瓜生和成 鹿野慎治（座員） ：森啓一郎 古館新子（座員） ：いとうまに 風間哲也（制作） ：東虎之丞 ・ダイヤフーズ（健康食品の会社）の人 秋山康弘 ：青山隆之 野村文雄 ：岡本考史 沢 智子 ：藻田るりこ ・取材班 杉山明子 ：ミギタ明日香 早川幸司 ：平家和典 横尾美智子（美術教師） ：皆戸麻衣[NYLON100℃]
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