＠埼玉鶴瀬 キラリ☆ふじみ マルチホール(2009/10/24-28 4ステージ)
http://www.city.fujimi.saitama.jp/culture/
全自由(整理番号付） 前売・予約 一般3000円 当日3500円
学生・シニア［65歳以上］2000円 当日2500円 セットチケット5000円
原作：ウィリアム・シェイクスピア 翻訳参照：松岡和子 構成・演出：多田淳之介
照明：岩城保 舞台美術アドバイザー：濱崎賢二 音響泉田雄太
宣伝美術：宇野モンド 通訳：イ・ホンイ 制作：服部悦子 企画制作：東京死錠
協力：青年団、快快、シバイエンジン、森下スタジオ、第12言語劇団、
ソン・ギウン 助成：芸術文化振興基金、財団法人セゾン文化財団
出演（中盤立ち位置下手から）：
橋口久男[三条会]、坂本絢、堀井秀子、浦壁詔一、石橋亜希子、夏目慎也、
中林舞[快快]
2009/10/24(土)曇 2:37-4:08PM(1'31)最前列上手 客席ほぼ満員(100人)
客層：20-30才代とおじさん。男女半々。
客入れ：開演定時19分前開場。開演後の退場が難しいことなどからトイレ注意。
ひな壇に椅子席5列、センター寄りが○。折り込みチラシ若干 ビニール袋、鉛筆付き
ボランティアスタッフは必要時働く格好で常駐。パンフ A4 3ページ。出演者、
スタッフ、長文挨拶、予定。次回公演。「LOVE 各バージョン」2/20-21＠鳥の劇場、
3/5-7＠STスポット 物販なし。 カーテンコール長めも1回。
みたまんま受け止め、解釈するを意図した、CONTEMPORARY SERIES 1作目。
舞台。鮮やかな紅の□1m クッションを、ハート型に列べ置き。後方は全スクリーン。
構成。
ACT1 Capsule♪＋歌声ソフトウェアシンセサイザーで口上。投影されるテキストは
古風な文面で原作あらすじを綴っては、文字アニメーション。
ACT2「HUMAN」ワンピと上下白服の男女が横並び。それぞれの恋愛語り。語る者、
黙する者、歌う者ととりどり。最後は現代口語ジュリエットのしかた話。「なんで
ロミオよ〜？」
ACT3「TEXT & HUMAN」 アイマスク、見えない恋人探すため、手探り移動する一同。
誤って靴にキス。つれない仕草。絶叫。熱くモノローグ。女は男の手を取っては
倒れてしまう。氷室？や「昴」の曲がばっちり嵌り。
男は舞台を降りて劇場外へでてしまう。女は海老ぞり(スライド文字が上下反転)
劇場の見取り図投影。劇場外の男が劇場(女)の元に手探りで還る模様をライブ中継
途中、自販機で「毒」（缶コーヒー）を購入。戻り、臥した女をみて、「毒」を
煽りのむ。劇場内に入ってきた別の女は手持ちのライブカメラで女の傍らで倒れた
男の姿を映す。女は2人を捉える。残りの男女が2人を見つめ退場。2人は上体を
起こし手探り。次いで、3組の男女と一人の女（ジュリ）が立つ。
原作を眺め、私たちの中に見いだし、俯瞰する視点で描く。様々なアイデアの演出が
原作と登場人物の心理と有機的にリンクしてて見事。事件とその共有が全編、前衛
演劇の範疇かもしれないけど、ライブ感に溢れたエンタメになって素直に楽しむこと
ができ。見せ所を心得た役者芝居も楽しく、また楽しみなシリーズとなり。
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