＠下北沢 下北沢「劇」小劇場(2010/4/14-18 8ステージ)
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全指定 前売3000円 当日3300円 学生 前売当日共2000円 平日マチネ割引2000円
作・演出：竹内佑 音楽：和田俊輔 振付：豊田真吾
舞台監督：中村貴彦 舞台美術：池田ともゆき（TANC!池田意匠事務所）
道具製作：松下城支 照明：加藤直子(DASH COMPANY) 音響：児島塁（Quantum Leap*)
映像：本郷崇士 衣裳：itimiちゃん 装飾：山中由美子
小道具：原田鉄平（Iron-Level） 宣伝美術：スタジオ伊勢 写真：イトウユウヤ
制作：武内奈緒（劇団赤鬼） 企画製作：芝居流通センター デス電所
出演：
山村涼子： 出羽ふき子
田嶋杏子： 水山絵里
丸山英彦： 川口肇、劇団員、喪服
福田靖久： 堂島康介、大学生、劇団員、喪服
豊田真吾： 澤田明良、大学生、通行人、喪服
2010/4/18(日)晴 2:06-3:57PM(1'49)前方中央 客席満員(50人)
客層：20-30才代中心。単独多め。男女半々。
客入れ：全指定、桟敷１ベンチ4列。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。
劇中歌歌詞、配役、スタッフ、予定。次回公演。11月「エクソシスト対熊」＠東京、
大阪。物販。サントラCD 1800円、Tシャツなど。カーテンコール1回。
劇団員のみ東京だけ公演という、位置づけ不思議な今回。
舞台。全面スクリーンを兼ねた、通路を開けた壁板一枚。下手客席側に和田さんと
ピアノ。箱の椅子とか、電動のこぎり装置とか持ち込み式。
お話。音楽、演劇、映画と多彩に活躍したふき子。自己顕示欲に実力が伴わず、
迷走する彼女を女友達・水山は終始見守り、助け続けるのだった。たとえ、狂気に
落ちても。
ポップな外観に暴力性と痛ましい抒情をたっぷり。ちょっと以前のらしい作風を濃厚
に出した今回。青春の蹉跌しちゃう女性との交流を軸、猥雑でマンガな周囲で彩り
描く。猪突猛進に荒くれて疾走する前半、狂気故の傷ましい蛮行をグロテスクに乾い
た笑い混じりに描く後半。ディープに潜り込んでいく感触が、繊細さを増す心理描写
とも溜まらないねこ。滅私奉公な役者、とくに主役女性2人の入れ込み振りにうすら
涙ねこ。音楽は全編オリジナル生演奏（鍵盤の打撃音が喧しいけど）、がっちりと
聞かせ。全面ＣＧの背景の水準も高し。
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