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 デス電所第21回公演「空洞メディアクリエイター」

 @中野 テアトルBONBON(2010/12/15-19 8ステージ)
 http://www.pocketsquare.jp/bonbon/index.html
 @大阪 HEP HALL 11/26-28
 全指定 一般 前売3300円 当日3500円 学生 前売・当日とも2000円

 作・演出:竹内佑 音楽・演奏:和田俊輔
 舞台監督:佐々木智史 舞台美術:池田ともゆき(TANC!池田意匠事務所)
 道具製作:松下城支 照明:西山茂 音響:児島塁(Quantum Leap*)
 映像:ヨシダホーセー 衣裳:itimiちゃん 小道具:原田鉄平(Iron-Level)
 写真:イトウユウヤ 宣伝美術:スタジオ伊勢+イトウユウヤ
 振付:豊田真吾 制作:武内奈緒(劇団赤鬼)
 企画製作:芝居流通センター デス電所
 出演:
 山村涼子:須田風音(元保護虐待児)、事務員
 田嶋杏子:神津黒江(見えなくも判る)、須田桃子(風音母)
 豊田真吾:大庭螺門(天才作家)、ガキ、スーツ男、手下、パソコン先生
 福田靖久:丸山弗児(極悪人)、ガキ、スーツ男、手下、牛山先生
 丸山英彦:須田高行(風音父)、カジモト(漫画家)、イビザ、盲生徒
 吉川莉早:チワワ(風音の師匠)、パグ、オーバ・ラモーン
 四宮章吾:ヨウジ
 竹内佑 :ヒトシ君

 2010/12/15(水)曇 7:03-8:57PM(1'52)最前方より 客席7割?(50人)
 客層:20-30歳代の若い方。男女半々。
 客入れ:全指定、まったり埋まり。平床に4列、後方6列。後方に空席。中央寄りが
 ○。折り込みチラシそれなり、パンフ A4 3ページ。配役、歌詞、スタッフ、予定。
 2011年12/21-25 STRIKE BACK先輩(仮)@中野ザポケット 1年待つのかよん。
 次々回が2012年3月下旬「劇」小劇場。中1回公演しましょうよ。「チョコレート
 タイムシステム」とあり。人と同じものが食べたくなる心理システム。劇中にチョコ
 食べシーンが出てくるが、飲食厳禁。ロビーで食べてね。だから?。
 物販。ストラップ500円、Tシャツ1500円、DVD2000円。カーテンコール1回2分。

 東京移住を決めたのはいいけど、次回は1年後な彼らの新作。

 舞台。高い灰色壁の中央に大穴。CGや文字を終始投影して効果。

 お話。傷を負った女2人と男1人。女は友人を排除し続ける過剰保護父に対抗する
 ため、自らを鍛え上げる。もう一人は視力を失うも、聴力で読心術を体得、ギャン
 ブルで財を成すが虚無感に囚われる。男は虐げられ,怒りをマンガ原作にぶつけて
 人気作家となるも枯渇。そんな彼らは数奇な巡り合わせで出会い親しむが、悪の権化
 のような男の友人がその前に立ちはだかる。

 疾風怒濤の地獄旅が心地良く、時折咲く叙情の花にぐっと来る。前回「丸ノ子ちゃん
 と電ノ子さん」にも似た、女達の巡り会い物語。支配と隷属、慈しみと暴力、愛と
 憎しみとか依存する、しあう人達。不遇の境遇からやがて自身の人生とちゃんと向き
 合っていくんだにいたる。スタイルは高速ホラーコメディ。って、ヘヴィでダークな
 暗部表現目白押しも、ダンスと歌をまじえ、ガンガン飛ばしていく。囚われのない様
 とこがらしく、面白いねこ。役者。個々だけでなく、アンサンブルも好調。劇団の
 良さも感じられ○。

 アフタートーク 9:02-9:19PM(17) 30人ほど居残り
 大沢健、福田靖久、竹内佑

 以下ポイント書き。

 大沢。テンポの良さ、ドライブ感が気持ちいい。いじめられっ子だったので、悪人が
 倒されるのをみるのは快感。子役時代、メジャーなTVドラマに出演したら、まわり
 の態度が一変、いじめはなくなったが嫌悪感を抱いた。
 
 福田。今回は悪役。徹底したぶれのない悪を演じたのは初めて。

 竹内。実録もの本が好き。悪に引かれるので、大沢さんの子役時代のエピソードに
 興味が沸く。劇中に登場した文句を解説。物語と主人公達の名前は、ダフニスと
 クロエから。元にした事件は、久留米の看護師連続保険金殺人事件。主犯は弗児
 (ウィスキーを医療用チューブで流し込む場面は事件とおなじ) 劇団員にそんな
 ことを話しても興味をもってくれない。

 トークゲスト
 12/16mお〜い!久馬(ザ・プラン9) 12/16s木村明浩(バッファロー吾郎)&
 向清太朗(天津) 12/17m菜月チョビ(劇団鹿殺し) 12/17s河井克夫
 12/18m渡部豪太 12/18s鄭義信 12/19m赤澤ムック(黒色綺譚カナリア派)

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