＠下北沢 本多劇場(2010/7/23-8/1 13ステージ)
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全指定 前売6500円 当日7000円
原作：赤塚不二夫 作・演出：細川徹 音楽：スチャダラパー
舞台監督:橋本加奈子(SING-KEN・KEN) 照明:佐藤啓 音響:島猛(ステージオフィス)
演出助手:大澤遊 映像:ムーチョ村松 衣裳:今村あずさ(SING-KEN・KEN)
小道具:松本英明 宣伝美術:内田雅之(VOLTAGE) 制作:牛山晃一 製作:ネンリキ
出演：
荒川良々 [大人計画]：バカボン
松尾スズキ[大人計画]：バカボンのパパ
釈由美子 ：バカボンのママ
皆川猿時 [大人計画]：ウナギイヌ ほか
坂田聡 ：レレレのおじさん ほか
大堀こういち ：目ン玉つながりのお巡りさん ほか
今野浩喜[キングオブコメディ]
小浜正寛[ボクデス]
五月女ケイ子
2010/7/28(水)晴 7:04-8:57PM(1'53)最前方中央 客席超満員(420人)
客層：20-30歳代中心、女子8割、おじさんぽちぽち。
客入れ：ロビーに結構花。収録TVカメラ入り。補助椅子40ほど、満席の模様。
本席のサイドに空席若干。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
物販。ポスターパンフ A2 500円。裏面に対談収録。カーテンコール2回1分。
いうまでもない名作の舞台化。豪華なキャストにて。
舞台。ミケランジェロのアダムの創造ばりに、巨大なバカボンとパパの2人が
指コンタクトの背景。
お話。・金○日が親子でハウスキーピング。恐縮するバカボンのママ。帰ってきた
バカボンのパパは、やさしい金○日を「ママ」呼ばわり。昼夜を問わず、ママな
金○日を働かせるバカボンのパパ。ホンモノのママが帰ってきて狼狽、バカボンの
パパは ホンモノのママを選ぶため、相撲をさせたりする、身重なのに。
・バカ大。バカボンはいくらバカでもきついモノマネらを強いる。面白部(坂田）は
面白いことをできなかったら殺してくださいとハードルをあげる。寒い空気のまま
放置することを面白がるパパ。面白部指導で、アウトレイジごっこなど。
・バカボンのパパは、目が繋がった警官に1ヶ月うんこを我慢したら100万円あげると
持ちかける。
・ママは主婦なのに合コンへ。「バカボンのママ」です、と自己紹介するイノセンス
ぶり。目が繋がった警官も参加して剣呑。対抗してツッコミを入れるブス女は、
なぜかウナギイヌとつきあうことになる。実家で両親に紹介するが、結局食べられ
てしまう。
・バカボンにいいように翻弄される同級生達。ついでママにはペリー来航をやって
など無理難題をリクエスト。なんとかしようとする可愛いママ。バカ短大の五月女
が来訪。金玉の使い道について、バカボンとママに尋ねる。バカボンのパパは、
しょんべんしかできない男に遭遇する。
・パパの頭の中を見てみる。１＋１の答えを悩みまくってぐるぐるになる。
山田太一芝居。脳を交換されてしまうパパ。浅利○太。劇団四季芝居。キャメロン
監督。アバターでは、ウナギイヌを乗りこなす。
・目が繋がった警官、うんこ我慢二十日目。ケツの穴を閉じて。
・バカボンの担任の家庭訪問。大人のやり方をバカボンへ示すパパ。二人のバトル。
・ハジメちゃん誕生の巻。だったかな。
もはや伝説なばっちり配役。思いだすだににやり笑いねこ。荒川良々のバカボン、
松尾スズキのパパは自由自在。釈由美子のバカボンママのラブリーな演技がまた素敵。
怒ることなく、アラアラ応対、合コンではバカボンのママです(ハート）と自己紹介。
脇も持ち芸を活かして好演。原作の骨格とお約束はそのまま活かし。松尾スズキと
細川徹の持ち味で今時に潤色。時に醒めた観察眼でのブラックユーモアをフラッシュ
しつつ、これでいいのだという転がし方、ハジメちゃん誕生の喜び、高揚感は
原作への愛ある理解共感に満ちてて◎。「男子バカボン」とは言い得て妙。第2弾を
まじめに希望ねこ。
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