＠神楽坂 シアターイワト(2011/3/24-31 11ステージ)
http://www.theatre-iwato.com/
全自由 前売3500円 学割2800円 当日4000円
構成・演出: 朝比奈尚行 音楽: 朝比奈尚行、今井次郎、鈴木光介
映像: 宇佐美とよみ、砂川佳代子 振付: 藤田真砂子
照明: 斉藤茂男 音響: 島猛 舞台監督: 河内哲二郎 広報デザイン: 大岡寛典
助成: 財団法人朝日新聞文化財団 主催: 時々自動
出演：
時々自動: 朝比奈尚行、今井次郎、宇佐美とよみ、黒木麻未、鈴木光介、砂川佳代子、
高橋牧、日高和子、渡辺直美
ゲスト: 笠原夏樹、紫竹あかね、柴田暦、鈴木美奈子、西玉絵里奈、藤田真砂子、
南由紀子
2011/3/30(水)曇 7:39-9:05PM(1'22)前方中央 客席超満員(80人)
客層：20-30代中心に幅広く、男女半々。作家・俳優さんもちらほら。
客入れ：前売完売かな、当日券は様子をみて販売、10人いたのかな。ひな壇に
ベンチ4、椅子1列、後ほどベンチ1列追加。どこでも見晴らしよし。
折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。歌詞、データ。物販。CD、DVD。
カーテンコール1回4分。朝比奈さんより挨拶。（震災で）普通でない精神状態だろう
時に見に来てくれて感謝している。次のステップへの実験、一挙上演を行って、次へ
行きたいと考えている等。
実験シリーズ三部作。性愛、戦争、そしてdeathデスと死がテーマの今回。
舞台。布を駆けられたコンクリ打ちっ放し。中央にジャンクのオブジェ2体。
音だし暗転後、真っ白シートに覆われ、赤服のパフォーマが立つなど空間演出。
構成。ジャンクのオブジェ・マッコイをもった人形にみえてくるが動き。扇風機の
音と金属音。暗転。四方から彼の音楽はどうこうと同時多発に声が飛び交う。
・明転。赤服、トゥシューズの女性が「レクイエム」を涼やかに唱う。暗転。
・ビデオ。花と楽器らに囲まれた棺桶に横たわる朝比奈。なにやらしゃべり出す。
・暗転明転。2つのバー、6人の青い服(寝間着？)のトゥシューズの女性達。
お墓をみたい、古墳を創りたいと対話。
・暗転明転。赤服の2人が唱う。
・暗転明転。グリーン一面。伊達男と白服のバレリーナ2人。生と死、性愛語り。
・以下繰り返し、共通してトゥシューズを履き、「死」のパを踊る。
・後半。朝比奈さん、今井さんのゴドー待ちの体で「死」を待つ。待つ間に様々な
パフォーマが現れては演じて去る。スリーコーチャンズの4分33秒とか。それを
撮影しているな設定。伊達男といたバレリーナが（棺桶に)死に入り。朝比奈の
決意、死を待つのでなく、活かすことにする。で女子２人復活。
刺激的な音、言葉、ビジュアルで描く、死の諸相。言葉と音楽が協調すれど、融和
せずと分離、それぞれが音として面白く。単色の空間と衣裳のビジュアルが非日常
にキレイ。バレエテク一層、全員トゥ立ちで発話しながら絡み、移動。これまた、
キレイかっこいい。発話される不条理な、時に残酷な物言いをポップに昇華させる
ほど。後半の惚けたゴドー待ちもしかり。死を扱いながらも旧態な言葉だけ、ビジ
ュアルだけに定着しないポップ感覚が全編にあって、面白くみるねこ。死に支配さ
れるのでなく支配する、クリエーターの覇気が次回どう展開されるか、楽しみ。
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