＠明大前 宇宙館(2011/10/8-10 5ステージ)
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全自由 前売1800円 当日2000円
作・演出：小出圭祐 コント作：吉田正幸、今田健太郎
制作：矢島薫、桃谷真理子、新見知哉 撮影：赤羽佑樹、山田渉
照明：宮部愛、山内拓也 音響：山田毅 衣装：heso（へそ）、稲葉知子
舞台美術：粂田直子、湯浅美穂里 web・宣伝美術：牧寿次郎
協力：江戸美緒
コントリスト(作家)
河原(小出)、待合室(小出)、怖い話(吉田)、取調べ(吉田)、夏の終わり(吉田)
タカヒロ(小出)、象の花子(小出)、Ｈの人(今田)、マサト(小出)、生活保護(吉田)
告白(小出)
出演：
小出圭祐、吉田正幸、山口智子、今田健太郎、恵村嘉之
2011/10/10(月祝)晴 3:08-4:07PM(59)前方より 客席ほぼ満員(50人)
客層：20歳代中心、女性7割位？。
客入れ：靜かな住宅街内劇場。地下のアジトみたいなとこは意外と奥行きがあり。
クッション付きベンチ3列、折りたたみ椅子5列。折り込みチラシなし。
パンフ A4 1枚。挨拶、スタッフ、ねたリスト、予定。次回公演 来年春。
カーテンコール1回。
メンバー・神谷圭介 不在公演。チラシ写真でしゃちほこに乗る小出圭祐メンバーが
今回・作演出担当。「どんぐりを通貨にしよう」って、そうですかキャッチフレーズ
舞台。タイトルが一文字ずつ吊られ。とりどり単色の簡素なテーブルと椅子。
構成。間違った青春物語で連なるオムニバスコント集。
先輩を車で轢いてしまった山口さん、呼び出した彼氏・吉田と友人・恵村に
罪の丸かぶりとさらに駐禁の罰金の肩代わり(1割自己負担可)を厚かましくも願い。
理由は親ばれと、「一昨日からの夢」ネイルアーティストとして過去の汚点になる
から。なぜか同情する彼氏。激怒する恵村には、30になってフリーターならどうせ
この先軽犯罪者と逆ギレて蔑視発言。その恵村、バイトは「ウォーリーを探せ」の
一人。上司から目撃情報=クレームを告げられて、ぎゃふん。（待合室）
山口さん（ら）といえば、仲間でバンド結成。実家が生活保護をうけることになり
落ちこむ今田にみな、もらって当たり前となぐさめ。恵村が健気な勤労青年と判ると
逆差別。どれだけ苦労して働かないでいるか、ぐーたらにしているかを力説。
さらに，お前の音楽は魂の叫びだと、悪くもないのに総攻撃。（生活保護)
悪くもないのに酷い目に遭うといえば（象の花子）。飼育員を殺してしまった象を
護るための提案はなかったことにする。そのために職員・今田を人身御供にして
別の事件を起こす算段を始まる始末。
怖い話を間が抜けた擬音語まじりに(怖い話）、取調をすちゃだらな表現で（取調）、
その延長でスイカ割り誘導（夏の終わり）、どうでもいい豆知識ばかり（タカヒロ）
とかのワンアイデア。くだらないのでは（Ｈの人）。仕事にだらしない男に霊感が
強い先輩が小言。ダメ男がエロ話をした、Ｈカップの女子高生の背後霊がいるぞ。
嬉しいんだか、怖いんだか、結局エアで（ついているのは、血まみれ男（吉田）の
背後霊なんだけど）スケベ行為を始めてしまう。
全体通しての青春残酷恋愛もの。怪我で「だるまサッカー」の選手生命を絶たれた
吉田、恋人の山口と彼女を秘かに思っている恵村の友愛と裏切り。浮気した吉田を
殴ったのは山口のため。本当の恋心を告白したのに、山口は目の前でどうでもいい
通りすがりの男とアバンチュール（河原）（告白）。
底意地が悪くて面白すぎる、善悪逆転コント連綿。「青年部」って偽青春ドラマを
やるから？程度で、いつも通り、すかした顔での理不尽言動が横溢。取り分けて
山口さんの厚顔無恥な憎まれ口が素敵。自動車事故のえん罪をなすりつけようとして
調子に乗るなと戒められると「自動車に乗ってたけど、調子には乗ってない」と
しれっと、いちいちむかつく物言いをするとか。次回本公演まで間があるので
小編など上演する機会をつくってくれないかしらん。
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