＠下北沢「劇」小劇場（2012/3/21-4/1 ステージ）
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全自由（整理番号付き） 一般3500円 学生2500円 3/22､29マチネ2500円
です子のパスポート(全ステージ対象観放題チケット)7000円
作・演出：竹内佑 音楽・演奏：和田俊輔 振付：豊田真吾 舞台美術：吉野彰弘
音響：大木祐介(Sound Busters) 照明：吉村愛子（Fantasista?ish.）
小道具：原田鉄平(Iron-Level) 衣装：itimiちゃん
宣伝美術デザイン：ミズキシュン 3DCGI：Ryo Asakura 写真：深町義孝
歌唱指導：水野里香 演出助手：小林佐和 制作：荒川ちはる、西谷加奈子、
上村幸穂
出演：
山村涼子：古泉紗絢
丸山英彦：古泉洋介
田嶋杏子：逆木薫
福田靖久：リー
豊田真吾：アバラ
浅見紘至：ケンジ
根田亜夢：ジョギリ婦人
2012/3/22（木）晴 7:05-8:44PM（1'39）前方上手 客席3割（15人）
客層:20-30歳代と中年層。女性過半数。
客入れ：通常客席4列、後方は関係者席。上手側中心に芝居は行われるけど、
全体見えた方が○。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。ミュージカル
楽曲歌詞、出演者と役名、スタッフ、予定。次回公演 7/19-23「神さまのいない
シフト（仮）」＠駅前劇場。物販。公演DVDなど。カーテンコールなし。
すっかり東京劇団の関西発デス電所。次回公演が危ぶまれた感じがあったけど
次回は速くも7月、大丈夫かな。
舞台。平台にリビングテーブル。隙間を空けて三方囲みの窓開口壁。小学生の靴、
ランドセルなど学校用品が貼り付き。
お話。子供の殺人容疑を掛けられるも無罪放免となった青年を拉致監禁する両親。
目的は行方不明の死体の隠し場所の聞き取りと、私刑による復讐。蛮行に目の辺りに
した従姉妹はびっくりも、目をつぶり。なんでもかんでも、行き場のない怒りを
ぶつけようとするが…。ご都合主義の正義を振い、罪を責任転化する狂った善人と
揺るぎない絶対悪人達のシチューエーション・ブラックコメディ。今回も実際の
事件に題材をとったのかしらん。
シニカルなサイコでスプラッタなホラーで、メロディアスなミュージカル。という
妙な取り合わせを見事バランス。前半は一糸乱れぬな歌と踊りで圧倒。残酷で下卑
た展開でして、にんまりねこ。パパママと容疑者青年の攻防、パパとママの葛藤に
「ジョギリ婦人」絡みの愛憎と狂気が加わり、予想外の面白さ。後半は妄想か現実か
、死者の視点もいれて交錯する心理劇へと。終わらない恐怖と復讐のループが
嫌らしくて素敵。哀しいほどグロテスクな蛮行をがっつりみせてくれるけど、
昇華した笑いもみたいと思うねこ。
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