＠森下 近泉ピット(2013/6/23-30 10ステージ)
全自由 一般5000円 学生3000円
作:ブライアン・フルール 翻訳：常田景子 演出：亘理裕子 振付：福麻むつ美
舞台美術・照明・衣装 tpt workshop 浜田えり子、平田愛咲、廣畑達也、遠藤典史、
中川香果 制作：tpt シアタープロジェクト・東京
出演：
武田優子 ：長女・ケイト
梅村綾子 ：次女・マギー
蓮見のりこ：三女・アグネス
浜田えり子：四女・ローズ
平田愛咲 ：五女・クリス
廣畑達也 ：長男・ジャック
遠藤典史 ：ジェリー
中川香果 ：マイケル
2013/06/30(日)曇 7:00-9:18PM(62/休11/54)中段中央 客席満員(55人？)
客層：大人客席、子供連れあり。女性過半数。
客入れ：元倉庫の片隅にひな壇3段＋サイドに、ダイニング用椅子設置。舞台装置と
連なり、招かれたような気分になれ。開演前に芸術監督・門井均さんから挨拶、
新しい劇場と作品が共に育っていけるようとよろしくお願いします。
折り込みチラシ、パンフなし。物販。パンフ 1000円。カーテンコール1回1分。
ｔｐｔ新拠点こけら落とし。ベニサンピットも近い元繊維工場倉庫を改装した
新劇場。アイルランドのチェーホフとも呼ばれ、ウエストエンドやブロードウエイ
でも上演されてきた作家作品。
舞台。大きめのテーブル周辺に生活調度。上手にブランコとベンチで庭、後方の
長テーブルで丘陵を模し。
物語。1936年のアイルランド、5人姉妹をその一人の子供・成人男性が追想する
物語。語り演じられるのは辛さが増す生活と顛末、しかし男性の記憶は甘い午後の
ムードだという。
追想を追体験、役者の息づかいが感じられる境なく間近な客席。登場人物とともに
過ごして、喜怒哀楽をともにするかのよう。生きていく残酷さ、つかの間の喜びを
瑞々しく演じ、体感させ。現実は苦く、なぜか追想は甘い、たまらないねこ。
ｔｐｔらしく、表情、視線の細やかな交換が行われ、劇空間を豊かにしてさすが。
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