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 DULL-COLORED POP vol.14「河童」

 @吉祥寺シアター(2014/7/18ー27 13ステージ)
 http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
 全指定 S席5000円 A席4000円 U-25 3500円

 作・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP) 原案:芥川龍之介
 音楽:岡田太郎(悪い芝居) 振付:伊藤今人(ゲキバカ/梅棒)、中林舞、
 堀川炎(世田谷シルク)、長谷川寧(冨士山アネット)
 美術:土岐研一 照明:松本大介 演出助手:畑田哲大 舞台監督:鈴木拓、
 武藤祥平 宣伝美術:西野正将 制作:福本悠美(DULL-COLORED POP)、藤井良一
 提携:(公財)武蔵野市文化事業団 企画・主催:DULL-COLORED POP
 出演(50音順):
 一色洋平:とある精神病患者・A氏
 井上裕朗:哲学者になりたい河童・バッグ
 中村梨那(DULL-COLORED POP):バッグとクァックの息子・やんちゃ子供パック
 浜田えり子:バッグの奥さん・クァック(妊娠中)

 今村洋一:河童のバスの運転手さん
 岩瀬晶子(日穏-bion-):河童のバスガイドさん
 平佐喜子(Ort-d.d):河童の婦人警官さん
 ドランクザン望:恋から逃走するオス河童くん
 ナカヤマミチコ(アロッタファジャイナ):恋に飛び込むメス河童ちゃん

 港谷順(劇団→ヤコウバス):河童の俳優さん
 若林えり(DULL-COLORED POP):河童の俳優さん&アイドル河童(センター)
 山中一美:アイドル河童(左)
 東ゆうこ:アイドル河童(右)&河童の居酒屋アルバイトさん
 澄人:河童の居酒屋店長さん&河童の漫才師(ボケ)
 東谷英人(DULL-COLORED POP):医者河童チャック&河童の漫才師(ツッコミ)

 百花亜希(DULL-COLORED POP):河童の看護婦さん
 大原研二(DULL-COLORED POP):河童の内閣総理大臣・ロッペさま
 内田悠一(レボリューションズ):河童の野党議員さん

 天羽尚吾:河童の脚本家さん
 三津谷亮:河童の精神病患者くん
 小角まや(アマヤドリ):河童の霊媒師

 2014/7/24(木)ゲリラ豪雨 7:42ー10:11PM(99/休12/98)前方中央 客席ほぼ満員(180人)
 客層:制服高校生〜20-30才代中心。女性7,8割。
 客入れ:豪雨で電車停電事故、開演10分押し。3列置いて、通路、D列からひな壇6列
 折り込みチラシ、極厚。パンフ A3両面含む 13ページ。写真付き配役が親切。
 物販。Tシャツ2000円 缶バッチ100円 過去上演台本。次回公演2/5-15 夏目漱石と
 16匹の猫@座高円寺。カーテンコール1回。

 谷さんの前説からそのまま芝居に入る趣向。主人公が人生の失敗を語ろうとすると
 たしなめる役もし。
 舞台。大きな円環が上がり、周囲幕に気泡が現れて河童の国。
 お話。とある精神病患者が河童の国に行き、その報告をする。
 
 人間と河童の大きな違い、相対。理性と獣性の重なりが今時日本の闇を示し。
 男女の役目や機能が違うとか、仕事についていけない河童は喰って殺されるとか。
 音楽劇とコーラス結構、ブラックな歌詞をエネルギッシュに歌ってスパイシー。
 全員野球とよく動くダンスシーンをいれて、渦に巻き込まれそうなエネルギー溢れる
 舞台とし。後半は河童の幽霊が出現し、精力的な一同を脅かす。河童版ハムレットを
 やってみせたり、演劇的な重なりも楽しいところ。

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