＠荻窪 カラス・アパラタス／B2ホール(2019/01/05-13 8ステージ)
全自由 一般 予約3000円 当日3500円 学生2000円
演出・照明：勅使川原三郎
出演：佐東利穂子 勅使川原三郎
2019/01/07（月）晴 8:06-9:06PM（60）後方上手 客席8割（20人）
客層：20-30才代と中高年、2世代男女。
客入れ：開場時13人。雛壇に間隔をおいた座椅子3列。折り込みチラシ数枚。
パンフなし。カーテンコール3回。
今年度第一弾、新作上演。
構成。正面壁、縦長窓？掛け軸？状のスリットにモノクロイメージ（野草？）投影、
中盤では舞台幅一杯に茫洋と拡大。
バロック音楽、下に斜めって座す佐藤。溶暗後、手前にシルエット立ちする
勅使川原、背景に佐藤。ホルン協奏曲にノイズ、時折破裂音。
バッハ。手前床幅にスリット明かり、後方の薄暗がりから手、次第全身を入れる
勅使川原、暗がりに淡く見える佐東。2人、スリット内。ゆるやかな佐藤、
キレキレでパンキッシュな勅使川原で前後。穏やかなクラシックに破裂音ら入り、
油断ならず
ヴェルディ。やがて2人、蕩け合うようにゆったり。佐藤ソロ、背景映像前を
ゆっくり横切る勅使川原。2人、早間の弦楽奏にのって高速ダンス。再び、
シルエットとなる勅使川原、背景を横切る佐藤。
中央、掛け軸スリット（映像なし）に閉じ込められたような佐藤、前方には
勅使川原。等
闇に明かりが兆すモノトーン、言葉を越えて感じてこその幽玄美な照明空間。
典雅なクラシック曲に刺すノイズ、スパイク、破裂音。冬に咲く花＝愛とムチか。
たおやかに傾いでも折れることのない、か弱く逞しくてシャープな佐藤。
鋭角もしなやかに、距離を置き、動きは異なっても、佐東と繋がっているような
勅使川原。もうずっと見ていたいねこ。
トーク 9:07-9:14PM（7）
勅使川原 劇場内の花は佐東さんが挿し木から育てたもの。近くに遠くにも
命がある。冬の巌の中から命が湧き出る。激しく、か弱い。これは比喩でなく、
言葉にならないものとしてミステリー。地下に咲く花になれたら。お客の皆さんに
見てもらうとことで。
佐東 花との出会い。普段の時間の間隔を越えて命を思う。日々新しく、