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 天使館 KAAT DANCE SERIES 笠井叡「DUOの會」

 @横浜 KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ(2020/03/26-27 2ステージ)28,29中止
 全指定 一般前売4000円 当日4500円 U24(前売・当日共)3000円

 構成・演出・振付:笠井叡
 主催:一般社団法人天使館 提携:KAAT神奈川芸術劇場
 協力:大野一雄舞踏研究所、NPO法人ダンスアーカイヴ構想
 制作:ハイウッド プロデューサー:笠井久子
 出演:川口隆夫 笠井瑞丈 笠井叡(特別出演)

 「犠儀」(1963年)
 「丘の麓」(1972年)
 「病める舞姫」(2006年)
 新作「笠井叡の大野一雄」

 2020/03/26(木)晴 7:34-9:32PM(1'57)上手中段 客席3割(60人)
 客層:3世代。男女半々。
 客入れ:ロビーに初演ポスター、衣装、言葉展示。コロナ対策で間をおいた指定席
 空いている席に移動可とのこと。折り込みチラシそれなり。パンフ 文庫本サイズ。
 カーテンコール1回。

 構成。笠井叡が大野一雄の舞踊と出会った(再会した)作品のリメイクと、新作。
 大野一雄を川口隆夫、笠井叡を息子・笠井瑞丈で踊り。
 「犠儀」本当の日本語との出会う、乳のように吸い続けた、そして自分が誰かと。
 「丘の麓」初演時の映像を映しながら。ワグナーは踊らない大野が一晩聞いて、
 100匹のどじょうと踊ろうと。どじょうを撒いていたと思いこんでいたが、タライを
 手でかき回していた、あれは大野の子宮だ。
「病める舞姫」これも初演映像とともに。大野を佇んで見守る背後の笠井。
 車椅子の。妄想と客観イメージを通底するものは何か。

 と、赤裸々な追想と、深掘り思索を、笠井叡が幕間に語り、驚かされ。
 川口隆夫、笠井瑞丈には笠井経由の大野(二人で一人)が宿りながら、それぞれの
 身体の魅力を見せて、充足感あり。

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