＠荻窪 カラス・アパラタス／B2ホール(2020/07/30-08/07 8ステージ)
全自由3500円 当日4000円 学生2500円
演出・照明：勅使川原三郎
出演：勅使川原三郎、佐東利穂子
2020/08/02(日)曇 4:10-5:20PM(60/10)後方より 客席ほぼ満員(28人)
客層：3世代。男女半々。
客入れ：感染対策。前回同様。チケット代500円値上がり。カーテンコール3回。
トーク10分。稲垣足穂著作品に勇気づけられ。軽やかな考え方。裏に潜むものへの
価値感。佐東 不思議な何も無さをもって。勅使川原 彼女には伝えるに間に合わない
と言い続けていた。
構成。・紗幕スクリーン。ドローイングのような踊る足映像。サイン化された
ミニ佐東は二人に。駆ける倒れる。
・佐東、勅使川原、ポージング。
・紗幕スクリーン。横たわる大勢の合間を歩行。
・アンバー色、スクエアの床照明で瓶詰めの勅使川原。影と踊るように。
佐東とデュオ。一面ブルー。スロー、空気を泳ぐように。
・デュオ。カクカクと探るように絡み。客先まで照明を延ばす。紗幕に身をよせて、
まるで影と踊るように。
・ラグタイム。勅使川原の道化のような動き。ファニーあるいは荒くれ。…等。
・佐東の両目を背後から手で蔽う勅使川原、溶暗。
ガチャガチャしてる。至極コミカルだったり、美しくムーディだったり。
音楽は幻覚的だったり、クラシカルだったり。冒頭、サイン化されたダンス映像が
珍しい。幻灯を覗き込むような気分にさせられる照明と、紗幕では分身のように
なる影の使い方は終始。これまでのシアトリカルな演出でみられる、憧れの視線と
自虐的なありさまもまた。謎めきと驚き、魅惑の混在を面白くみるねこ。
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