＠両国 シアターΧ(2020/09/19-22 4ステージ)
全自由(整理番号付き)前売4500円 当日5000円 学生・シニア（65歳以上）3000円
原作：宮沢賢治
構成・振付・照明・美術・音楽(エレクトロミュージック）：勅使川原三郎
演出助手：佐東利穂子 照明技術：清水裕樹 音響技術：三森啓弘
衣装製作：武田園子 企画制作：KARAS
出演：
勅使川原三郎、佐東利穂子 他5人
2020/09/22(日)曇 4:05-5:20PM(72)最前列 客席ほぼ満員(120人)
客層：大人中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。セルフもぎり、検温、手指消毒。折り込みパンフ ロビー置き。
最前列以外は1席づつ空け。 カーテンコール4回。
舞台。床前面、舞台幅にガラス片の川を渡し。上手舞台袖側に椅子いくつか、
構成。佐東利穂子のテキスト朗読。女業シーン後、銀河鉄道で旅するジョバンニ
（勅使川原）とカンパネルラ(佐東）。シンプル衣装、グレーとエンジ、グレーの
制服帽。鳥捕り、サソリ。天上、振り返るとカンパネルラは消えていた。
村の丘、目が醒めたジョバンニはカンパネルラが船から落ちたことを知る。
ふれ合うことはないが離れない、二人の魂のデュオ。ガラスの水際、一片をすくい
上げ、互いに交換、胸にいだく。立ち上がり、顔を近づけあう二人。銀河の明かりを
残しながら溶暗。
世界に2人、時空を越えていつでも一緒、ほの嬉しくて、ほの寂しい友愛。のほどを
原作の行間をダンスで埋めていく。シアトリカルなとこは常より演技体。勅使川原
ジョバンニのよく動く顔表情、仕草と、佐東カンパネルラの影射す瞳。2人とも
「美少年」の形で絵になり。子供たちや鳥捕りなど、モブ5人が演じて補助。近作
デュオばかりなので珍しい。終盤は時空越えて、魂のデュオダンス。弦楽の協奏が
絡み合って素敵。
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