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 芸劇dance 田中泯「村のドン・キホーテ Yo, Don Quixote」

 @池袋 東京芸術劇場 プレイハウス(2020/12/04-06 3ステージ)
 全指定 一般5000円 65歳以上3500円 25歳以下2500円 高校生以下1000円

 空間演出:田中泯 言語演出:松岡正剛
 舞台監督:北條孝 岩崎健一郎 (NIKE STAGE WORKS) 照明:アミ 音:村上史郎
 美術:田中らん 美術補:鈴木啓志 衣装:九(Yolken CO., LTD.)
 制作:石原淋 池田りさ 白井あずさ 森純平 (Madada Inc.)
 宣伝美術:町口覚+浅田農 (MATCH and Company Co., Ltd.)
 主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場・アーツカウンシル東京/
 東京都
 出演:
 田中泯:ドン・キホーテ
 石原淋:女

 続木淳平、手打隆盛:馬
 高橋眞大、野中浩一、藤田龍平、山本亮介、ウチダリナ、
 迫竜樹、白小路沙季、林岳 :村人

 チェロ演奏:四家卯大 / 佐々木恵 友田唱 平間至
 
 2020/12/06(日)晴 4:00-5:24PM(65/休15/49/トーク15)最前列 客席9割
 客層:学生〜じじばばまで、3世代。男女半々。
 客入れ:感染対策。サーモ検温、セルフもぎり、手指消毒。1席あけはなし。
 折り込みパンフ A2 四つ折。物販。バッジなど。カーテンコール2回後、
 田中さんがマイクを持って1人トーク。毎日2時間かけて東京へ、村の住人は5人。
 空気の吸い方でダンスは、人生は変わる。ダンスは私のモノでなく、あなたたち
 観客のモノ、あとはご自由に。日常の会話へ残すことが大事。

 場踊りと平行してのホール公演。
 舞台。中央、巨大な花輪。上手床に長持・ボックス。後方幕をあげると、掘っ立て
 小屋(檻?)。後半ではフレーム飛行機2。背景に青空ら。巨大な赤い2又垂れ幕は
 「風車」なんだろな。
 構成。前半、老人の夢と畑作業ら生活。馬とひょっとこの道化が追従。
 前半登場の女性は後半、老人の夢の一翼を担うように、長棒の傍らを支え。
 意気盛んと、カントリーロックでソロダンス(観客手拍子、リプライズあり)。
 赤い幕が現れて戦うが、姿見に囲まれ、裸の無力な老人へ堕とされてしまう。
 が「2人は」蘇って。

 老いて盛んというか、しなやかで美しいダンスは健在。鍬を振るう仕草、足さばきの
 なんとキレイなこと。若い女、老婆と役変わりで怒り嘆き慰める、石原淋が多彩、
 しっかりと田中さんと対となる存在感示し。劇場公演ならではわのスペクタクル味に
 加え、四家卯大のチェロ伴奏が分厚く聴き応えあり。それと、「馬」がよく動き、
 伴走して好演。


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