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＠北千住・BUoY(2022/01/13-23 15ステージ)
全自由（整理番号付）前売 一般4000円 当日4500円 学生2500円 高校生以下1000円
作：松田正隆[マレビトの会] 演出：玉田真也
舞台監督：鳥養友美、金能弘 舞台美術：濱崎賢二 照明：山内祐太、江花明里
音響：池田野歩、大堀巴瑠花 衣装：７A 方言協力：前原瑞樹[青年団]、
青山祥子[贅沢貧乏] 宣伝美術：牧寿次郎 漫画：大山海
制作：河野遥[ヌトミック]、小西朝子 主催・企画制作：玉田企画
出演：
奥田洋平[青年団] :小浦治（失業中の男）
坂倉奈津子[青年団] :小浦恵子（治の妻。別居中）
浅野千鶴[味わい堂々]:川上阿左子（治の妹。水商売、雇われママ）
祷キララ :川上優子（阿左子の娘）
用松亮 :持田（治の元同僚）
山科圭太 :陣野（治の元同僚）
岡部ひろき :立山（コンビニのアルバイト学生）
西山真来[青年団] :茂子（陣野の妻）
2022/01/15（土）晴 2:06-4:06PM（2'00）正面前方 客席ほぼ満員（80人）
客層:20-30才代中心に2世代。男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、連絡先記入。開場時20人ほど。2面客席、
正面5、サイド4列。どちらと言えば正面。当日パンフ A4 1枚。物販なし。
カーテンコールなし。規制退場実施。
初演 青年団プロデュース夏の砂の上@1998年 青山円形劇場。玉田さんがずっと
やりたかった戯曲の上演とか。
舞台。八畳間、ちゃぶ台、座蒲団、扇風機、平積み本、収納ダンス。廊下、上手が
玄関、下手から2階階段、中央引き戸に別の間。まるで解体途中の古民家のよう、
そことフレームだけ残し、壁はよしず立て掛け。外に行灯、BUoYの水道蛇口遺構が
水涸れの物語に沿い。
お話。失業、破産、離別ら生きづらさを抱えた人達を、長崎の記憶と問題、崩壊した
家族から描く。
乾ききっていく世界におき去られ、奪われ続ける人達が交わし、絶望の先を見せて
くれる舞台。古びた関係を脱しようと苦悶する姿をまじえて、枯木に新芽の兆しも
交え。演出はよけいな変調や付加はせず、シンプル。アンバーに染まる照明ら
抽象の効果と、役者の細やかな応答で複雑な内面を伺わせていく。失業中の治役・
奥田さんの無表情という表情が凄く、危うい姪っ子役・祷さんの遠くを見がちな目が
印象。
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