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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/06/23-07/03 7ステージ）
全自由 予約2500円 当日3000円 セット券4500円
原作：ゲーテ 構成・演出・振付・映像：木皮成 ドラマトゥルグ：キム・ヒジン
演出助手：根本和歌菜 舞台監督：石橋侑紀(シラカン)
衣装：土田寛也 照明：松本永(eimatsumoto Co.Ltd.) 制作：大間知賢哉
制作協力：黒澤たける 記録撮影：金子愛帆 記録映像：中居崇
フライヤーデザイン：木皮成
出演：
長谷川優貴[エンニュイ/クレオパトラ]：男
ドローン
自走式ゴミ箱
2022/07/03(日)猛暑 3:02-3:49PM(47)上手前方 客席満員(30人)
客層：20-30才代中心、男性過半数。
客入れ：開場時5，6人。入退場はエレベータ使用。横1席空けで4列。当日パンフは
#FAFAFA−ファウストと同じ。カーテンコール1回後規制退場。
ファウストを題材にした2本立て、こちら1人とマシーン芝居のSF。
舞台。白線格子の床。クッションと、巨大本が床。正面スクリーンにAIからの告知
画面など投影。
お話。西暦2500年、ゴロゴロとしてる男。画面にプルトニウムの物々交換できる
ゲーム、AI政権からのアンケート。自分用AIから問いかけで仕事＝ファウストと
同じく、読書で探究？(投げだし）。考えていることは？でフリートーク。見知らぬ
人と語らずとも出会いがある劇場が好き。紀元前からの溯り、未来までの年代数字と
アナウンス映像。激しく憤る男、数字、歴史じゃない、1人1人が生きてきたのだと。
反骨の機運からか、カップ麺食べ初め。冒頭のドローンが飛んできて、食べたばかり
と小姑な小言、ゴミ箱もやってくるけど、ほっといてくれよ。
映像とSF趣向に埋もれる、長谷川さん。事も無いことそれ自体ディストピアSFで。
生身を感じさせてくれるフリートークと怒号芝居がよき。カーテンコールは仲良く、
共演のマシーン達と、あとオペの木皮さんにもスポット、仲良きことはと仕舞い。
原作に沿った#FAFAFA−ファウストとは違う、換骨奪胎もの。知と秩序によって、
幸福を得るのでなく、甘い破滅志向こそ時を超えて彼方へ誘うものだという。
メフィストあってのファウストという眼目を惚け顔から覗かせて、面白くみるねこ。