＠荻窪 カラス アパラタス B2ホール（2023/11/03-12 8ステージ）11/7,8休演
全自由5000円 No.100共予約3000円 当日5500円 学生/予約・当日2500円
演出・照明：勅使川原三郎
出演：佐東利穂子、ハビエル アラ サウコ、勅使川原三郎
2023/11/06(月）曇｜雨 7:39-8:53PM(60/10)後方 客席9割（32人）
客層:大人中心、女性過半数。
客入れ:感染対策 手指消毒。雛壇に座椅子4列。カーテンコール3回後トーク。
勅使川原 黒澤明の同名映画から想を得た、内容は違うが。私達の内面を、
どうやって生きていくのか、なにかよりよいものをと成長する力になれば。
ハピエル 今日が4回目だが20回目か判らない。アパタラスの小空間が合っている。
佐東 不思議な作品。爽やかな。いつの間にか空が晴れるような感覚、身体的に
そうなる。
勅使川原 振付が好きで無い、即興ではなく、身体がどうあって生きるか、サバイブ
するかから。正解はわからない、道のないところに一歩踏み出す感覚で。
アトリエ公演100番目は新作初演。100内80以上は新作だったとか。
構成。ビル・エバンスのピアノ。三方壁、縦スリットの光。脇から暗色上下の3人。
天井に沢山の燈体、アンバーの光、仰ぎ見る。震えに似た細やかな動き。出来人形
のように歩み始まる。雨音が強まり、頭を垂れる。背中合わせに近づくなど、孤独
からの変化？、しかし交流なし。ドラムンベースにハムノイズ。圧を感じる、
倒れ伏す。モーツアルト。、仰向けに胎児のように。再び壁のスリット光、傍らに
立ち、見上がる。床全体に陽光、ほぐれて舞う。勅使川原、佐東の2人、しだいに
空気のダンス。なぞるけど接触はしないコンタクトデュオ。
ダンスというかその中身、プリミティブな心象の有様、現れを描くパフォーマンス。
どしゃ降りのSEや暗色の照明下、囚われ、恐れ、震える孤独な人達。それでも明るい
日は射すな希望の兆し、孤独故の知らず結びつくほの暖かい感触あり。コンタクト
の最後は勅使川原、佐東が前を向き、並び立つ。トーク語りの道のないところへ足を
踏み出す、初めを見た思いがするねこ。
［月間一覧］