＠池袋 東京芸術劇場 シアターイースト（2023/11/22-26 5ステージ）
全自由 一般2500円 高校生以下1000円
照明：中山奈美 音響：佐藤こうじ(Sugar Sound)
舞台監督：浦 弘毅(ステージワークURAK) 佐藤健仁 宣伝美術：秋澤一彰
主催：公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
助成：文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業
（地域の中核劇場・音楽堂等活性化）｜独立行政法人日本芸術文化振興会
0 手代木花野 企画（無料） 開場前パフォーマンス「додзьо」＠ロワー広場
振付・出演：手代木花野*
出演：葛たか喜代*、佐々木富貴子*、末冨真由*(22、23、24)、鈴木麻美、
田尻祥子*、長南洸生、花島 令*、藤井千帆、間瀬奈都美*、村田天翔＊、
吉岡花絵*(25、26)、六川裕史
*=劇場内でのオープニングパフォーマンス出演
1 手代木花野 企画 「додзьо」（オープニングver）
2 藤井千帆／鈴木麻美 企画「淋しいおさかな」
原作：別役実 演出：藤井千帆 演出補：鈴木麻美 音楽: 藤井千帆
衣装: 緒形敦 (デザイン・製作) 小道具: 西原やすあき、大重わたる
稽古日記: 長南洸生、河村るいす、 ユーリック永扇
稽古協力: 村田天翔、 大村わたる
出演
ユーリック永扇：N (ナレーション)
鈴木麻美 ：女の子
児玉智洋 ：淋しいおさかな、 海
大重わたる：風、雲
長南洸生 ：風、雲
西原やすあき：風、雲、月
緒形敦 ：やせ犬 (25日以外)、ぼうぼうの草
河村るいす：やせ犬 (25日のみ)、ぼうぼうの草
藤井千帆 ：ぼうぼうの草
3 高畑裕太／大野明香音 企画「忘郷少女」
作・演出：高畑裕太
出演：大野明香音 松永治樹 高畑裕太
4 上村 聡 企画「御社のチャラ男」
原作：絲山秋子「御社のチャラ男」上演台本・演出：上村 聡
本日の演目
ゴールズワージー、 それがどうした 伊藤雪菜による
出演:中島多羅、代田正彦、六川裕史、北浦 愛、扇田拓也、 小幡貴史 ほか
愛すべきラクダちゃんたちへの福音 (2) 三芳道造による
出演:上村聡、手代木花野 ほか
その後のチャラ男
出演: 手代木花野、大重わたる、小幡貴史、葛たか喜代、上村 聡、北浦 愛、
代田正彦、末富真由、扇田拓也、谷村実紀、中島多羅、花島 令、六川裕史
休憩
5 扇田拓也 企画「ジブリッシュ恋人たち」（日替わり でジブリッシュ職人たち」
演出：扇田拓也
出演：
藤井咲有里：ハーミア
小日向春平：ライサンダー
八条院蔵人：ディミートリアス
中島多羅 ：ヘレナ
田尻祥子 ：バック
扇田拓也 ：オーベロン
前説: 茂手木桜子、 田尻祥子 衣装協力: 成田久 (キュキュキュカンパニー)
6 黒瀧保士 企画 「石の夢 -Reves d'objets-」
作・演出・出演：黒瀧保士
7 サヘル・ローズ／石村みか／小幡貴史 企画 「 」
参加：石村みか、石山蓮華(声の出演)、小幡貴史、葛たか喜代、
サヘル・ローズ(24、25、26)、田島冴香、中澤聖子(23、26)、中島多羅、
瑞生桜子(22、24、25)、茂手木桜子、ユーリック永扇
休憩
8 李そじん 企画 「再生」
原案：多田淳之介（東京デスロック 2006年初演）演出：李そじん 藤井颯太郎
出演：
安東信助 ：矢崎虎太郎
大野明香音：原田ゆき
川原田樹 ：相川朔
木山廉彬 ：森田拓矢
平野鈴 ：佐奈原創子
益山寛司 ：ヤンマー
間瀬奈都美：三崎菜生
瑞生桜子 ：新井茉耶
茂手木桜子：桜井英恵
2023/11/26(日）曇 12:58-3:49PM(69/休11/49/休10/30)中段上手 客席ほぼ満員（220人）
客層:子供連れ〜じじばばまで、20-30才代中心に幅広く。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。開場前パフォーマンス終演後待ち列30人ほど。
当日パンフ A4 22ページ。ロビーにて創作参考本、台本など展示。
カーテンコール各1回。
東京演劇道場メンバーの過程発表公演。
0 開場前パフォーマンス 「Додзьо」
タイトルはウクライナ語で「道場」の意とか。黒のジャンパースカートでお揃い。
紛れて見渡す、エスカレーターで上がり見下ろす。やがて走る、床に寝るなど経て
全員集合。早間のポルカ♪、フォーメイションを変えて目まぐるしく踊り、やあ！！
の声も響き。カーテンコール後、祈り。
ウクライナの民族舞踊を基にしたとか。祝祭に祈りの時を添え。導入含めて遊び心
ある趣向、変化に富み、闊達なダンス展開が楽しい。
1手代木花野 企画 「Додзьо」（オープニングver）
その劇場版、客席内から始まり、手には黄色のゆかりの花（お客の一部へプレ）、
楽しく、心温まる一時。
2藤井千帆/鈴木麻美 企画 「淋しいおさかな」
よく動く、半ばフィジカルシアターの印象。ボーと見てしまうねこ。
3高畑裕太/大野明香音 企画 「忘郷少女」
お話。郷里を訪ねた青年はかの日の鬼と再会する。微笑ましくやがて切なく。
野田秀樹作品オマージュ。役者の身体性もよく活かし。
4上村聡 企画 「御社のチャラ男」
地方都市の食品会社、チャラ男と陰で呼ばれる部長と周囲を描いた小説。章毎に劇化
したとか。会議机と段ボールで事務所現場感。一目惚れと即失恋の浮いた話に始まる
けど、後は格差エレジー、荒れ模様の職場風土、直ぐ切れるだめ部長がトドメを打つ
という展開での心理劇。段ボール仮装、バルコニー使用など工夫あり。とりどりの
キャラが楽しめるけど、ちょっと荒み感あり。
5扇田拓也 企画ジブリッシュ「恋人たち」
何を言っているのか判らない、偽言語の海外カンパニー公演の体で。登場人物の
名前と展開はシェイクスピア原作のままなので見失うことなし。猛るほどのハイテン
ションと調子の良さで駆け抜け。照明と音楽はしっとりムーデイでタガを締めて
バランス。魔法の仮面＝「マスク」が取れてハッピーエンド、そうですか。
6黒瀧保士 企画 「石の夢 -Reves d’objets-」
ノンバーバルのダンス。黒衣、暗色の照明空間、外因か内心からかわからないけど、
揺れと葛藤のほどを踊る。痛く辛いところ。
7サヘル・ローズ／石村みか／小幡貴史 企画 「 」
連れられて透明部屋に隔離される3人、外は荒れ模様、（紙）飛行機が編隊を組んで
飛び回る、出口なし。女性が？語で今の窮状を語り（字幕投影）。荒ぶる世界を
俯瞰して表し。言葉もない。
8李そじん 企画 「再生」
「再生」ショートバージョン、YUKI→電グル♪ 3ターン、ラストはスローモーション
で総崩れ、暗転、残った1人のあえぎ声が断ち切れ。個々の個性、彩りがくっきり。
刹那の通い合いと無情の立ちきりがぐっとくる。ブルーシートごと、盛大に空缶ぶち
まけも再生。なんだか判らないとロビーで幾人か、3ターン越えないとやらんとしてる
ことが体感できないかも。フルバージョンを観てみたいねこ。
［月間一覧］