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 勅使川原三郎/KARAS アップデイトダンスNo.102「読書 本を読む女」

 @荻窪 カラスアパラタス B2ホール(2024/10/12-21 8ステージ)
 全自由 一般 予約5000円 当日5500円 学生/予約・当日2500円

 演出・照明:勅使川原三郎 出演:佐東利穂子

 2024/01/20(土)曇 4:09-5:25PM(70)後方 客席9割(24人)
 客層:2世代、とりどり、男女半々。
 客入れ:感染対策。手指消毒任意。20分前開場、8人。雛壇に座椅子4列。当日パンフ
 なし。カーテンコール3回後、佐東さんのトーク。物語より感情のさらに底、様々な
 ものをお客さんが受け止めてくれれば。辻褄の合わないものに出会い、表現すること
 に勇気づけられることが。

 舞台。後方にグレーの2人掛けソファ1、小道具にハードカバー1。
 構成。小説「特性の無い男」の佐東さん朗読音声が流れ。双子のような兄妹・
 ウルリッヒとアガーテの近親相姦的な愛情を巡るありさまと対話。読者として
 始まり、取り憑かれたように小説の2人の内側へと入っていく様を描くダンス。

 言葉越えの肉体、そのふれ合いを体感させるほどの濃密な時空間。即物的に応答し
 つつ、精神そのものを感じさせるよな絵面を描いていき。文章と選曲された楽曲が
 一体かと思うほど。闇にアンバーの秘めやかな明かり、終盤のフラッシュが鮮烈。
 呑み込まれて、どこかに共に連れられてしまうねこ。

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