＠吉城寺 吉祥寺シアター(2024/01/18-28 12ステージ)
全席指定5500円 U30 4000円 高校生以下2000円 シルバーペア10000円
構成・演出: 川村毅 照明:南 香織／LICHT-ER 音響:藤平美保子／山北舞台音響
映像:御調晃司 衣裳:伊藤かよみ／ぷりめーら館 ヘアメイク:川村和枝／p.bird
演出助手:小松主税 美術・舞台監督:小笠原幹夫／劇工房 双真
宣伝美術:町口 覚／マッチアンドカンパニー 宣伝写真:苅部太郎
企画: 吉祥寺シアター支配人 栗原一浩 企画・製作:平井佳子／ティーファクトリー
主催：株式会社ティーファクトリー 提携：公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
助成：文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))
独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
麿 赤兒[大駱駝艦] ：老人/声
大空ゆうひ：女
横井翔二郎：青年
鶴家一仁：クヌルプ1、一組の男女
村井友映：女4
朝田百合子：女2、ヘンリエッテ、マリア
キクチカンキ：少年3、クヌルプ2、教授
灘波 愛：女3、リーザベト、ヘルミーネ
小林 彩：少年2、エーミール、パブロ
和田華子：少年1、検事
村松えり：女1
笠木 誠 ：教師、神さま、ハリー
・シーン毎
老人/声：麿赤兒
女 ：大空ゆら
青年 ：横井翔二郎
少年1 ：和田華子
少年2 ：小林彩
少年3 ：キクチカンキ
教師 ：笠木誠
女1 ：村松えり
女2 ：朝田百合子
女3 ：灘波愛
女4 ：村井友映
エーミール：小林彩
クヌルプ1：鶴家一仁
クヌルプ2：キクチカンキ
ヘンリエッテ：朝田百合子
リーザベト ：灘波愛
神さま ：笠木 誠
一組の男女 ：鶴家一仁/村井友映
ハリー ：笠木誠
教授 ：キクチカンキ
ヘルミーネ：灘波愛
マリア ：朝田百合子
パブロ ：小林彩
検事 ：和田華子
2024/01/20(土）曇 6:30-7:51PM(80)前方上手 客席7割？（150人？）
客層:20-30才代女性とベテラン男女中心。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。最前B列 後方とサイドに空席 当日券？のバルコ
ニー席は満員。当日パンフ B5 3ページ。物販。未確認。カーテンコール2回。
久々の新作。
舞台。無機質な白二面。正面壁数カ所から抜け出る仕掛けあり。床、上下に3段の
階段。下手手前に唯一本物の調度・木製椅子1。壁一面に映像投影、覆い尽くすように
迫り。作品に由来の風景(ヘルマン麿@吉祥寺も）、時代の絵画、戦争記録、そして
トラウマの一つ・蛾の標本。ドイツリート、マーラーら楽曲もうまくはめ。
いずれ、耽美な絵面が素敵。
お話。晩年のヘルマン・ヘッセ。深夜、意識下の自身と別の何者か（女）が青年時代
への追想に誘う。現れた作品の登場人物はまるで怨霊のようにヘッセに迫る。
殺さねばならない、意識下の自身は焚きつけるが。
作家の感情の底の底、加害の元、異端児を創り出し続けた訳ら、へ踏み込む心理
ミステリー。表現は夢幻、アングラ演劇で強力。目に見える範囲を描くに留まる
昨今に懐かしくて、新鮮な劇体験。自由、広がりを持って、不自由、縛りを描いて
流石。シニカルなおかしみも添え。元タカラジェンヌ・大空ゆうひさん。闇の女王然
ムーデイだし押し出し強くカッコいい。ヘルマン、台詞はテープが主だけど、そこに
いるだけで物語る存在感あり、素敵。若手中堅も闊達なアンサンブルを創っていて
心地いいねこ。
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